ジム使い放題は時代遅れ?クラスパス日本進出した場合の予測と流れ!
本日の記事は、【ジム使い放題は時代遅れ?クラスパス日本進出した場合の予測と流れ!】についてです。
貴方はクラスパス(Classpass)というアメリカ発のフィットネスサービスを御存知でしょうか?このクラスパスというサービスは、登録会員が一つのジムに通うのではなく月額固定会費だけで、登録されているネットワーク内スポーツクラブ全てのサービスを受けることが出来るサービスです。
もちろん一つのジムに3回までしか利用出来ないという制限がついておりますが、エクササイズのグループレッスンをたまにしか受けない(例:月5~6回利用のみ)などの消費者にとっては非常に魅力的なサービスです。
2018年1月3日(ブログ執筆日)時点ではアメリカのみのサービスで日本には進出しておりません。(日本進出したらブログ修正予定。)
ただし、アメリカでは既に『2016年、クラスパスの評価額が4億ドル(日本108円換算=432億円)の評価額を超えた』と報じられており日本進出も時間の問題と個人的に予測しております( +ー`дー)!
本日の記事は、そんなアメリカ発のフィットネスサービス『クラスパス』と日本へ進出した場合の利点&問題点について報じてゆきますのでどうぞご覧下さい。
(今回の記事は、引用等の著作権ルール厳守の為、米国企業における情報となる企業ロゴ・リンク等は一切無しでお届けさせて頂きますのでご了承の程お願い致します。)
ページもくじ
フィットネスレッスンを比較するサービス『クラスパス』の出現
スポーツクラブを愛用されている方であれば、当たり前だと思いますが『通常、1社のジムを契約すれば支店内のグループ内でしかサービス利用が出来ない』が普通です。
しかしアメリカ発のサービス『クラスパス』は何千にも及ぶレッスンをまとめ『1ヶ月@@ドルでどの店舗でもサービスを受けれますよ(1ヶ月1店舗3回まで制限あり)』という主にエアロビクス・STEP・ZUMBA等のグループレッスンを消費者となる登録会員が店舗関係なく受けることが出来るサービスとなっております。
このサービスが出現したことで、消費者達は『一つの運動施設とわざわざ契約しなくても、好きなレッスンを受講可能』となっており、たまにしかジムを利用しない人にとっては非常にありがたいサービスとなっております。
現在の日本におけるスポーツクラブのサービスでは『契約した1店舗もしくはグループ内店舗のみ利用可能』と閉鎖的(というよりそれが今までの常識)が覆され・・・
月曜日は大手A店のエアロビクスを受けて~~(∩´∀`)∩
火曜日は競合他社B店のヨガを受けて~~(゚Д゚≡゚Д゚)
水曜日はまた競合他社C店のピラティス受けて~~(゚Д゚≡゚Д゚)
と競合他社同士の枠内における境界線が無くなった事で、自由に行き来が出来るようになる訳です。
日本にとっては信じられないですが、既にアメリカではこのサービスが主流となっているのが現実です。
先程申し上げた通り、健康産業先進国の米国では4億ドル(108円換算=432億円)の評価額超えと報じられており
『従来の「使い放題システム」が淘汰され、「運動したい時に好きなレッスンを選ぶ」に取って代わられるのではいか??』と米国の健康産業の専門家並びにニュースが報じられております。
アメリカでは「ジム使い放題」は時代遅れ!?
フィットネスクラブの企業間を超えたサービス『クラスパス』ですが消費者達が支持する背景には、ある問題点が以前より存在していたからです。
それは「ジム使い放題と言っても結局、さほど使わなかった。」・「トータルで考えると1回払い・その都度利用で払ったほうが良かった。」が、消費者達の間で常に問題になっていたのです。
以下は書籍より引用しているのでご覧下さい。
2000年にハーバード大学の院生2人が『実は払いすぎてお客が損してる市場ってあるんじゃないのか(;´Д`)?( ̄O ̄;)?』と考えました。
院生2人は米国ボストンのトレーニングジム7,500箇所について調べてみました・・・。
日本でも当たり前であるが、スポーツクラブの支払い方式は3種類ある。1回ごとに支払う方式。カードや銀行の自動引き落とし。そして年額払い。殆どの方は自動引き落としを選んでいるはずだ。
実はコレを調べると、とんでもないことが分かった!実は1回ごとに大きな金額を払う方が安上がりだったのである。
年間支払い総額は1,400ドル(約151,200円)の内、年600ドル(約64,800円)が実は無駄であったのである。
※東洋経済新報社『不道徳な見えざる手』より抜粋
日本人のフィットネスクラブ参加率は3.3%に対して、ヨーロッパでは10~12%前後。そして米国では17%と言われており日本での運動施設参加率は非常に低いデータが存在しております。(2014年データ)
アメリカの5分の1の規模である場合、日本では『忙しいし、ジムは使い放題の方が良いよね~。』という価値観は、運動施設利用率の高い国々からすれば既に時代遅れとも言える価値観です。
フィットネス先進国アメリカでは『使い放題って実は無駄があるから、その都度使えるサービスって無いのかな?』という問題を、新たなサービス「クラスパス」が解決することが出来たという訳です。
米国は事業転換&サービス低下による舵切待ったなし!
ここまで読むと「おおっ!今までスポーツクラブ2社会員やってたけど安くて競合他社関係なく複数店舗利用出来るんなら良いね!!」と思うでしょ(;・∀・)
実は、そうは問屋が卸さないってのがFobes japanのニュースから!! なんと従来の月額99ドルプランを・・・
①月に5回及び10回の回数限定プランを導入
②都市部では値上げに踏み切り
これによってニューヨークなどの大都市では、初期会員は月額199ドル&新規会員月額200ドルとシステムが大幅改悪((((;゚Д゚))))ウソーンwww
このクラスパスの良さは、サービスを実施している地域の従来ジムの平均月額会費が125ドルであった為
「月額99ドル(約10,000円)で他社関係なくレッスン受けれるならお得だね!!」っていう良さを
『月5回限定!10回限定プラン』で完全に顧客ターゲットが『たまにしか運動しない人達向け』に改悪
『都市部では2倍以上の料金大幅値上げ』で『好きなスポーツクラブ2社契約したほうがイイんじゃね?』的な雰囲気((((;゚Д゚))))
フィットネス愛好家&ダイエット指導者&グループレッスン大好きな私(ブログ書いてる人)を完全ぬか喜びさせる始末!!ウソォ━━━Σ(д゚||| ノ)ノ━━━ン!?
このニュース見て『あんまり~~意味が無い~~』のジョン・レノソを思い出しちゃう私も問題児ですが、このサービスは改悪過ぎです!
米国では『登録者数が増えれば増える程、提携先のフィットネスクラブ支払が増額されてしまいこのようになった。』とフォーブスの記事では伝えられております。
CEOの発言では、『今後のクラスパスの試みは、全ての人の豊かな生き方の実現を可能にするはずです』と発言しており、クラスパスの今後の展開として、オンデマンドのフィットネス動画やグループランなどの屋外プログラムを準備しているそうです(Forbesより抜粋)
まぁパーソナルトレーニングスタジオを経営している私が言うのも何ですけど・・・『初っぱなから暗礁乗り上げすぎ!!』ってのが正直な気持ちです!
もし日本にクラスパスが進出&波及したらどうなるのか?を予測
まぁまぁまぁ今は『あんまり~~意味が無い~~クラスパスの~サービス~~』かもしれませんが、もしかしたら上手くいって日本に進出して波及するかもしれませんよ!
そういう意味では『まだ、あわてるような時間じゃない!』(ブログ書いてる本人、半分投げやり)
※漫画:スラムダンクより引用
真面目に考えてみて、もし『クラスパスのサービスが波及すると、どうなるのか?』を予測してみると以下のことが考えられます。
①「使い放題」を謳っている24時間ジムのお客様がクラスパスへ登録し、大手フィットネスクラブのレッスンに参加
② 専門のフリーインストラクターを雇っていないジムはクラスパスを登録しても意味が無いので、売り上げ減少
つまり、レベルの高い専門指導への原点回帰とも言える流れに押し戻される形となると私個人は予測しております。
その理由は「ネットワーク効果」によるものです。米国のクラスパスでは現在8,000店舗ものスポーツクラブやフィットネススタジオが参加しております。
その為、クラスパス会員の『期待に応えられなければ競争から取り残されてしまう』という、サービスを通して運動施設全体へクラス(レッスン)を売るように無言の競争圧力がかけられているのです。
クラスパス本来の「競合他社同士の店舗間の境界線無し」のサービスは、参加店舗数が増えれば増える程、魅力的なサービスですので
「運動施設の提携料金問題がクリアされれば、一気に波及してもおかしくないサービス」と言えるのです。
フォーブスの記事内容を引用させて頂くと・・・
フォーブスの推計では、クラスパスの今年の年商は約1億8,000万ドル(約180億円)。
クラスパスはこれまでにグーグル・ベンチャーズなどから8,400万ドル(約84億円)を既に調達。2015年時点の企業価値は約4億ドル(約400億円)だった。CEOのカダキアはその12.5%である5,000万ドル(約50億円)分の株を所有していると予測。
正直、クラスパスの普及は初心者向け方針で運営されているホリデイスポーツクラブ・ジョイフィット・エニタイムフィットネスなどの専門指導にさほど力を入れていない運動施設企業にとってはかなりの痛手となります。
事実、クラスパスは2013年のサービス開始以来、1500万回以上ものエクササイズセッションが予約され、利用者基盤は毎月20%増加、世界の40近い都市でサービスを提供しているそうです。(別書籍より情報抜粋)
アメリカでもクラスパスの波及するかどうかで「米国全体の健康関連施設売上高(市場規模)が大きく変動するのではないか?」とみており、日本でも進出前に大きな注目を集めております。
クラスパスの日本本格進出&波及した場合、ファンを保有している人気インストラクターの取り合いも!?
スポーツクラブの醍醐味とも言える、人気インストラクターが行うグループレッスンですが、もし『クラスパス』が日本進出し波及した場合に特に予測されるのが『競合他社間での人気インストラクターの取り合い』です。
大手スポーツクラブでは、『おっかけ』と呼ばれる、好きなインストラクターの先生を支店問わず店舗間ハシゴしてレッスンに参加される方々がいらっしゃいます。
初心者向けスポーツクラブでは、スタッフが決められたレッスンだけ行っておりますのでインストラクターのレベル差はさほど見られません。良く言えば均一にサービスが提供でき、悪く言えば面白みに欠けるといった具合です。
『クラスパス』がもし日本へ本格進出し波及した場合、運動施設は『お客様の期待に応えなければ競争に取り残される』という競争圧力がかかりますので・・・
『人気インストラクターをいかに我が社(自社)でレッスンしてくれるか!?』が競争の焦点となりますので、将来的により稼ぐドル箱ならぬ円箱インストラクターも生まれてくる可能性も十分に考えられます。
人気インストラクターは、マンツーマン指導するパーソナルトレーナーと同じく『お客様へ運動結果』を提供しているからこそ、人気を得て活動しております。
人気インストラクターは活動地域はスポーツクラブ間の移動時間もございますので、各都道府県市内などに基本限定されており・・・
キチンとお客様へ結果を提供している指導者ほど『その先生は、その場でしか習う事が出来ない』という限定性が存在しております。
このブログを書いている私もお隣りの佐賀県鳥栖市や40km近く離れた地域から毎週トレーニングにお越し頂いております。
クラスパスの台頭はそんな『お客様へしっかり運動結果を提供しているかどうか!?』を二分させるリトマス試験紙のような、結果をハッキリと伝える可能性とサービス価値があるのです。
弊社はマンツーマン指導を行うパーソナルトレーニングスタジオですが、日本のフィットネス業界を、良くも悪くも面白くさせるサービスだと感じましたので今回ブログ執筆とさせて頂きました。
本音を漏らすと、お客様へダイエット結果を提供する気が無い、本気でフィットネス業界を盛り上げるつもりのない運動施設が非常に多くなったように感じております。
そんな日本の市場へとやってくるかもしれない『クラスパス』のサービスはまさに『黒船』と言っても過言ではないでしょう。ぜひ今後の動向に期待したいものです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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