ホットヨガは危険?運動効果の実証性が証明されていない点!
本日の記事は、『ホットヨガは危険?運動効果の実証性が証明されていない点!』についてです。
ダイエット目的で入られる女性が多いホットヨガですが、そもそもヨガの効果は呼吸による瞑想や自然との一体感による体の調和です。
しかし現在では勘違いされている女性が多く、ダイエット効果を求めすぎてビフォーアフターを探している方も多いようです。
あえて言うならばホットヨガの運動の効果は姿勢改善や汗をかくことによる新陳代謝促進だけなので肥満体型の女性が体型の改善などで・・・
ホットヨガに肥満改善のダイエット効果を求めるのはNG!
という意味です!(上の写真のようにポーズをとって脂肪が減少するなら今頃、世の女性達は困っていないはず・・・)
そんなホットヨガについて、ホットヨガ創設者とセクハラ訴訟内容も付け加えてお送りいたします。
ページもくじ
ホットヨガのカリスマ指導者について
2016年1月29日のニュースからの情報によると、ホットヨガを世界中に広めたとされる指導者がセクハラでおよそ9億円の賠償命令が下ったそうです。
賠償命令を受けたのはホットヨガを世に広めたとされるビクラム・チョードリー氏(ニュース時69歳)黒いビキニパンツにちょんまげヘアでホットヨガを指導する男性です。
彼はビクラムヨガというホットヨガスタジオを世界60ヶ国1500店舗以上に展開した、ビクラムヨガの創設者でありホットヨガブームを世界中に巻き起こした人物です。
チョードリー氏は、アメリカの高級住宅地であるビバリーヒルズにプール付きの豪邸やフェラーリやベントレーなどの高級車を持つセレブとして知られています。
セクハラの訴訟内容と賠償金額
訴えたのは彼の元弁護士である女性、ミキ・ジャハ・バードンさん。彼から卑猥な言葉やセクハラ行為を受けたので、他女性にも行ったセクハラ行為を調査しようとした矢先に不当解雇を通知されたそうです。
チョードリー氏はホットヨガのカリスマとしての地位を利用して、生徒やインストラクターに対してセクハラ行為を行った疑惑が持たれています。
その魔の手は、指導を受けた日本人女性にも及んでいたそうです。
チョードリー氏から執拗に迫られた日本人女性のニュースコメントを抜粋すると、『私には関係ないことだと思っていたが、私個人に電話が毎日かかるようになり1回か2回ハワイにおいで』と誘われたそうです。
今回の訴訟について日本人女性は『とうとうバレてしまったんだなという感じです。前々からお気に入りの女性をそばに置いておく傾向はあった』とコメント。
彼の執拗なアプローチに嫌悪感を感じたそうで、日本人女性も距離を置くようにしたそうです。
今回の訴訟で下された賠償金額は、およそ740万ドル。現在の日本円換算だと約8億9000万円にのぼります。(2016年1月29日レート計算)
他にもセクハラなどで6件の民事訴訟を起こされており、まだまだ続くそうです。
実は、ホットヨガの効果というのは実証されていない?
実は、ホットヨガの効果はエビデンスが現在のところ存在しておりません。エビデンスとは専門の大学や研究所による研究結果が理論として発表され、実証された事をエビデンスと言います。
例えば、エアロビクスでは心拍機能の強化・毛細血管の新生(新しく毛細血管が出来上がる)、ウェイトトレーニングでは筋肉の強化など、加圧トレーニングも研究所で
実際に研究されて結果が出て明確になってから初めて世に広まるわけです。
しかし、ホットヨガは高温多湿の室温でヨガをするという組み合わせですが、その組み合わせで効果が実証できる訳ではないと専門家達は否定しております。
トレーナー村石の知人経由になりますがスポーツ学部の専門の大学講師も
『あれほど効果の実証性がない運動をなぜ世に出たのか理解できない。顧客には絶対勧めてはならない』と完全否定です。
完全否定されている理由は、高温多湿ならば何をやっても汗が出るからです。いわば岩盤浴とまったく同じです。
新陳代謝が活発にはなりますが、それをヨガと組み合わせる理由にはなりません。別にピラティスと組み合わせてホットピラティスでもOKという事になってしまうのです。
運動結果を提供しない能力のない運動指導者ほど外気温を利用する?
トレーナー村石の経験談としてお伝えしますが、あるスポーツクラブで初級向けのヨガクラスであるにも関わらず会員様方が『あのレッスンはよく汗がかける』『いっぱい汗かけるよね』という高評価で皆さま太鼓判を押してました。
しかし、初級のヨガなので無理のない動きである為、汗をかくことはまずありえません。
そもそもヨガは、自然と対話するようなポーズを行いながら独自の呼吸法を行うことなので汗をかくことが目的ではないのです。
そんなヨガのクラスが汗をかく理由はいたって簡単でした。スタジオ室内の温度を高温にさせてヨガ指導を行っていたのです。
もちろんヨガ講師へ注意が入りましたが高温にならないヨガに汗もかけるはずないため結局、会員様も入らなくなりそのレッスンは無くなってしまいました。
ヨガスタジオを経営するヨガ専門講師は
『ホットヨガは目的が、他運動種目と同じ汗をかくことが目的になってしまっている。
ヨガ本来の効果はスピリチュアルな自身の身体との対話や自然との一体感なので全然違う』と言っております。
ホットヨガ講師は、レッスン後3時間は運動できない!?
北九州・福岡にもホットヨガスタジオがオープンとなり、エアロビクスや通常のヨガなどを指導されているフリーインストラクターの先生がレッスン資格を取る為に勉強へ行きました。
もちろん指導ライセンス資格をとって指導しておりますので、その先生にホットヨガの内容を聞いてみると
『ホットヨガは汗をかくのが凄いので、ホットヨガレッスン指導後3時間は運動が禁止』と言われたそうです。
相手チームと得点などを争う競技種目には、身体をフルに使いますので休息が必要です。しかし、お客様へ運動を指導する種目で、『その後の運動禁止』を伝える運動種目はホットヨガ以外に聞いたことがございません。
他の運動種目と比べても『運動禁止になる運動』など存在しないのです。ハッキリ言ってこれには首をかしげてしまいます。
もちろんホットヨガを受講される顧客達はそんな事知る由もなく、汗をかいた事に素直に喜んでいるのです。
外気温による発汗は危険な異常警告、運動による発汗は安全な健康信号
エアロビクス、ジョギング、サイクリングなどの筋肉稼働による有酸素運動によって発生する発汗は、発熱温度を下げる働きとして発汗して体内温度を下げるので健康的な発汗といえます。
しかし、ホットヨガのような外気温調整による外側からの発汗は、トレーナー村石としては運動内容としては推奨しません。
その理由は、有酸素運動は発熱させる体温上昇のプラス効果をもたらしますが、その時の発汗は体温を下げるマイナス効果で体内温度を調整するからです。
これが岩盤浴などの筋肉稼働させない状態での休息ならば体温上昇とはならず、高温多湿の室内で初めてプラス効果として新陳代謝への効果が期待できます。
しかし、ホットヨガというのはヨガ動作で筋肉稼働させますので体温上昇のプラス効果となり、そこから更に高温多湿の室内で体温上昇をうながすプラス効果を促しているのです。
これは表現するならば、温泉のような水温が高い場所で水泳を教えたり、高温多湿な室温でエアロビクスやピラティス指導など意味不明な指導を行っているのとまったく同じです。
ホットヨガを体験したニュース記者が『10分程度で凄い汗です』とコメントしてますが、当たり前のことなのです。
筋稼働による体温プラス上昇と外気温+湿度による体温プラス上昇は身体に危険性を及ぼしかねない行為です。ヨガという静止動作だから熱中症で倒れないだけなのです。
筋肉の温度を温めると柔軟性が増すと言われているのも未だに研究段階です。ちなみに岩盤浴と同じく、外気温による温度差で体脂肪率が下がることも報告には上がっておりません。
温度差による発汗で落ちた体重は、体脂肪率ではなく水分量だと言われております。
ホットエアロビクスやホットサイクリング、ホットスイミングなど行ってみて下さい。発汗異常で倒れる方続出です。ホットピラティスでも倒れると予想します。
マラソン大会でわかる発汗運動の適正運動環境
『気温と湿度を上昇させれば身体に良い』という認識は、一般人になぜか浸透している明らかに間違った認識ですので、他の運動種目でご説明しましょう。
全国のマラソン大会スケジュールをチェックしてみると、マラソンは秋冬に開催が多い傾向にあります。
これは炎天下の真夏日に運動を行うと倒れてしまうのが明らかである為です。フルマラソンも大学駅伝も秋冬がメインであり、外気温が高い時期に行うマラソンは自殺行為に等しいのです。(夏に行うマラソン大会もありますが、北部地域の北海道マラソンなどです。)
スポーツクラブの運動種目もチェックしてみると、水泳はプール水温が20度前後に設定されており、エアロビクスなどのグループレッスンで使用するスタジオも規定室温が23度前後と各スポーツクラブで社内ルールが定められております。
他運動種目は『適正温度環境の中で身体を動かし、自然発汗を促す』運動であるのに対し
ホットヨガだけは『高温多湿環境の中で外部から意図的に発汗を促す』運動となっているのです。
現在、存在する運動種目の中でそんな方法で運動を推奨しているのはホットヨガだけです。
『体内温度を上げれば体脂肪は減少する』は実証されていない
ホットヨガだけでなく岩盤浴などの高温多湿で『身体をあっためると体脂肪率が落ちるんじゃ!』と思っている方が多いようですが、ハッキリ言ってウソです。
なぜなら、その逆で『身体を冷やすと体脂肪率が低下しやすい』という実証が別に存在しているからです。
病院にて脂肪を機械で挟み込んで脂肪部位を冷却することで、体脂肪率が低下しやすいと言われております。
これは、体内の脂肪には3種類存在する為です。
一つ目が『白色脂肪細胞』皆様が減量したいと考えている脂肪細胞です。
言わずとしれた肥満の元凶でありキチンとした運動でなければ低下することはありません。
二つ目が『褐色脂肪細胞』非常にカロリー消費時に燃えやすい脂肪ですが10代前後を境に減少すると言われております。
小さい頃『食べても運動しなくても太らなかったのにな~~(; ・`д・´)ナンデダロ??』と思っているのはこの『褐色脂肪細胞』のおかげです。
そして三つ目が二つの中間を併せ持つ『ベージュ脂肪細胞』と呼ばれるものです。
『白色脂肪細胞』を冷却させると『ベージュ脂肪細胞』という褐色脂肪細胞ほどではありませんが褐色と白色の中間とも言える、ある程度燃えやすい脂肪細胞に切り替わるのだそうです。
しかし、脂肪冷却にも欠点があり研究上では『6時間もの脂肪冷却が必要』とも言われており、機械で1時間弱行った程度ではさほど大きな結果が得られないそうです。
ちなみに外気温などによる高温多湿化で身体の温度を上昇させても体脂肪率が減るという論文や実験結果は残念ながらございません。
自分自身で、ランニングやジョギング等の有酸素運動。
もしくは筋力トレーニングによる無酸素運動によって体内温度を上昇させ体脂肪率を落とすのが定説なのです。
ホットヨガで体脂肪が落ちると思っている人は脂肪の役割を理解していない!
ホットヨガで体脂肪が減少(脂肪細胞が縮小)すると思っている人は『生物としての脂肪の役割』を理解されていない人が多数いらっしゃいますのでご説明します。
身体に脂肪を蓄積させるのは『栄養素及びカロリーを摂取出来ない状態でも身体(命)を保持出来るようにする為』に他なりません。
私達だけでなく生物の多くが、食べるものがなく食料が枯渇した時代でも、種を途絶えずに生き延びることが出来ているのは、『脂肪』による恩恵です。
飽食の時代である現代では、悪者扱いですが飲食がまともに摂取できない時代では『脂肪』は生物を救う上で欠かせない役割をになっていたのです。
では、この体脂肪がホットヨガの室温39℃・湿度55~65%程度の環境で脂肪が縮小するのでしょうか?
それは残念ながら限りなくNOに近いと言えます。
もし、外気温などによる外側の温度湿度上昇で体脂肪率が低下するのであれば・・・
中東付近の高温多湿で生活している原住民達は、飲食が枯渇する時代のとっくの昔に死に絶えているはずです。
なぜかを、脂肪の役割と海外の温度&湿度との関連性を元にご説明しましょう。
先程も申し上げましたが、脂肪のそもそもの存在理由は生き物の飢餓を救う為の言わば、生き物が備えている生存維持装置です。
高温多湿程度で生存維持装置である体脂肪が低下するのであれば、高温多湿地域の人間が死滅していないと「ホットヨガで体脂肪率が低下する」の説は疑問や矛盾が発生するはずです。
ホットヨガは、室温39℃前後・湿度55~65%それに対して
サウジアラビアでは気温42℃・湿度67%を記録
(夏季日中気温:45℃~・湿度50%~70%)
気温と室温の違い以外は、ホットヨガとサウジアラビアの温度・湿度は酷似しております。
もし本当に室温と湿度が高めで、体脂肪が減少するのであればサウジアラビア地域の人は、食料の無い時代に生き延びることが出来ていないはずです。
体脂肪が本当に気温・湿度が高めで減少するのであれば、それらの地域の人々が『体脂肪枯渇による原住民餓死』でないと信憑性が成り立たないのです。
つじつまの合わない矛盾点に気が付きましたか?
脂肪細胞とは、『現在まで私達人間を生き延びる上で大切な、カロリー保存庫』であり
食料を求めて動く、その際に脂肪が消費される『運動用燃焼炉』であるのです。
『脂肪』の役割を理解されていない方ほど、ここの部分を間違いやすいので注意が必要です!
疑問に感じた運動種目は『それってエビデンスある?』と聞きましょう
2018年の8月は全国の広い地域で気温40℃を記録致しました。tenki.jpなど専門家の発表では『もはや災害レベル』とまで言っているレベルです。
40℃近くまで達すると『東京オリンピックは夏に行われるが大丈夫なのか?』とか『夏の甲子園は何か対策をとるべきでは?』と一般人でも口にするレベルです。
でもホットヨガって、室温39℃前後・湿度55~65%ですよね?
一般人でも『運動するのに危ない』と警鐘を鳴らすほどの外部温度で行っているのが実情なのです。
正直、『水分補給をこまめにしているから問題ない』とかで済む問題ではないので、私個人としては『ニュースになる程の被害者が出ないと、恐らく多くの人は気づかないんだろうなぁ・・・』と冷静にみております。
貴方が、その運動種目に疑問に感じたならば『それってエビデンス(研究結果が実証されたデータ)ありますか?』と聞いてみて下さい。
おそらく、答えることが出来る人はいないと思います。この記事もホットヨガ否定で文章記載しておりホットヨガ関係者は訴えたくなるかもしれませんが、
トレーナー村石は、『では、大学や研究所などで実証されたエビデンスデータ提示お願いします。証明できれば記事抹消しましょう』と返答します。
スポーツクラブでも、勝手に運動種目をつくったヨガとピラティスを組み合わせたヨガティス(インストラクターが勝手に作っている)や既述したスタジオを高温多湿化させた状態でのヨガなど
世の中には効果が実証されていないにも関わらず運動を提供している所はたくさんございます。
貴方に本当に必要なのは、それを確かめる正しい目が必要なのです。ぜひ、実証性を見直して運動を行い、より良いダイエット効果を導きだしてゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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