矯正(補正)下着は効果ゼロ!矯正下着で身体のスタイル維持は不可能である!
本日の記事は『矯正下着は効果ゼロ!矯正下着で身体のスタイル維持は不可能である!』についてです。
通販で意外に人気な商品である矯正(補正)下着には評価ランキングがつけられワコールやダイアナなどの下着メーカーも、福岡などの大丸や岩田屋などで販売を行っているがトレーナー村石としては断固否定を述べさせて頂きたいです。
トレーニングに来ていただいている顧客から『矯正下着って効果とかあるのかな~?脇の肉を胸の方へ移動とかって出来るの?』
と質問されたのでお答えするのが今回の記事内容です。
ページもくじ
高くて30万オーバーの補正下着は法的スレスレの違法?
この記事を書いているトレーナー村石は男性ですので、まずはメーカーから検索しました。
顧客から言われたMARUKO(マルコ)の30万の矯正下着や、普通の下着と値段が変わらないBLOOM(ブルーム)やキャラッツのExabra(エクサブラ)、はては、名古屋の加圧スタジオの加圧トレーナーが販売するLALA(ララ)のドレナージュスパッツ(4万)。
ハッキリ申し上げて、普通の下着と変わらない値段ならまだしも『その値段を出すならば御自身の身体に栄養の良い食材やスポーツクラブでトレーニングした方がよっぽど良い!』と思うのがトレーナー村石の本音です。
補正下着で数十万出す価値があるのか気になったので評価や口コミを検索してみますと・・・
『補正下着というのは、体のサイズが変わるたびに、新たに下着を購入しなければなりません。』から始まり
『ローンのお陰で余計な飲食代出費が出せず、体型を維持できました』
という、もはや下着の効果ではなくなっているのに唖然としました・・・
ある補正下着メーカーでは、店員さんが勝手に下着購入シミュレーションしており、
『毎月の化粧品代を減らせば、この金額でローン支払いが可能ですね』
と無茶苦茶なセールストークを行うそうです。
しかもバックマージン(紹介料)まで存在するらしく、値段の高い下着や無茶な営業などの販売形式をとっている補正下着会社には
『法律(犯罪)スレスレじゃないの?』
と違和感を感じずにはいられません。
もちろん、普通の下着と相場が変わらない補正下着などは、効果関係なく推奨もできるでしょうが、
ローンを組ませたり、紹介料があるのは違法性の高い業者によくあるパターンですので注意が必要です。
体内の脂肪が移動するはずがない根拠
既に体内に存在する脂肪細胞は、マッサージや矯正下着による効果で脇から胸などに移動する根拠はゼロだと考えられております。
運動と食事に関して言えば、体内の脂肪が運動や食事などによる代謝については、現在のところ3種類ございます。(トレーナー村石の勉強不足もしくは新しい研究発表によってはもちろん覆されます。)
1.筋肉に負荷をかけたトレーニングによって成長ホルモンが分泌され、固形化している中性脂肪が遊離化して血中内へ脂肪酸として流れてエネルギー活用される
2.ジョギングやサイクリングなどの有酸素運動によって筋肉内のグリコーゲンが枯渇して固形化された脂肪が血中内へ流れ、活動エネルギーとして利用される
3.飢餓状態で糖質の貯蔵が枯渇し、グルコース異化作用も低下した状態ではケトン体が大量に生産され、脳細胞の主要な燃料としてグルコース(活動エネルギー)の代替になる。(ケトン体は筋肉や腸管でも利用される)
3番のケトン体に関する記述は、糖質制限の糖質を制限した場合のエネルギーとして利用されるという糖質制限推薦者たちの理論です。
1番と2番は運動による効果です。3番目は食事(糖質制限)や飢えによる効果です。つまり外部からの刺激によって脂肪が移動したり減少したりすることはないのです。
マッサージなどの『揉みほぐすことで、脂肪の燃焼を促したりする』なども研究による実証データも存在しないのでマッサージ・矯正下着などの付着した体脂肪を移動させるような行為には信憑性がないのです。
呼び名を変えて女性達に必要性を感じさせるメカニズム
それでも、効果を訴えている補正下着メーカーは、呼び名を変えて女性達に必要性をせまる営業手法に切り替えています。
そのため現在では、矯正下着や補正下着とは呼ばなくなってきました。では何と呼ぶのかと言うと・・・
なんと、ファンデーション下着と呼んでおります。
矯正下着や補正下着と呼ぶと、『無理矢理身体を締め付けている感覚』というマイナスイメージであるため下着メーカー全体で呼び名を変えたのです。
ファンデーションという横文字カタカナ表記で、しかも日常に使う化粧品であるファンデーションをイメージしてしまうため
多くの一般人女性達が『毎日使う化粧品と同じでファンデーション(補正)下着ってもしかしたら必要かも・・・』
と勘違いしてしまうのです。ちなみに製品全般に言えることですが、商品名を変えただけでバカ売れした商品などもあるように、販売する上で商品名のネーミングはとても大切です。
しかしマイナスイメージをごまかすために、呼び名を変えたのは補正下着ぐらいでしょう。
しかも業界内で統一させてイメージ戦略で女性消費者たちに植え付けようとしているので注意が必要です!!
女性である貴方はしっかり注意しておきましょう!!
一時的に体脂肪が引き締まるメカニズム
『外部刺激によって脂肪細胞が移動することは無い!』とこちらで断言しても、脂肪揉み出しマッサージや矯正下着などのサイトでは時折、『身体が締まったように感じます』とか『ウエストが細くなりました』などの書き込みもあり、一般の方々はどの情報が本当なのかわかりません。
しかし、実はマッサージや矯正下着で、一時的に体脂肪が引き締まったように感じるメカニズムは既に解明されているのでタネあかしとしてご紹介します。
身体の代謝が悪くなっている部分があると、その部分に体液が溜まって「むくみ」が起きてしまう事があります。
このような場合、その部分をマッサージすることでサイズの変化が起こるので、マッサージ直後に痩せたように見えるわけです。
しかし、実際には単純に体の中の水分が移動しているだけなのです。
解りやすく伝えるならば、御自身の身体を水を吸った雑巾を絞っている状況となんらかわらないのです。
キチンとお伝えすると
『そこの奥様!脂肪揉み出しマッサージや矯正下着は自分の身体を一時的な雑巾しぼりで体内の水分移動させているのと同じですよ!』
と言いたいのです!!
脂肪細胞は固形化しておりますので、液体化してカロリー消費させるには運動が必要不可欠だということであり、同時に固形化された脂肪細胞が、外部刺激によって移動することはありえないのです。
無茶な健康指導を行う下着メーカー
当スタジオでは、今迄に投資したダイエット費用をお客様に聞いているのですが特に多い無駄な費用が今回ブログでとりあげている『補正下着』です。
お客様のケースお話しすると、マルコという補正下着を当時40万円で購入したのですがその健康指導が驚愕です。
『毎日、食べたものを書類に記載して下さい!』そして『毎晩、補正下着を着用して睡眠をとって下さい。』の2つです。
食べたものを記載するのはレコーディングダイエットと呼ばれ、当時非常に流行ったダイエット方法です。もちろん結果も実証されておりますが、消費者に食事メモを取らせている時点で
『えっ!?補正下着着用だけでボディライン変わるわけじゃないの?』っていう現実が浮き彫りとなります。
更に凄いのが2つ目です。『毎晩、補正下着を着用して睡眠をとって下さい。』と補正下着メーカーに言われたのでキツキツですが頑張って着用して毎晩繰り返したそうです。
するとどうなったかと言うと『肩こり・偏頭痛・浮腫み』がセットでやってきて大変だったそうです。これに関しては、当スタジオのトレーニング契約されたお客様ですのでキチンと実証が取れております!
このような間違った無茶な健康指導は、下手するとお客様から裁判で訴えられてもおかしくないレベルです!
『マルコ』と社名まで記載したのは、現在こちらのメーカーは同業種パーソナルトレーニングスタジオ大手の『ライザップ(健康コーポレーション)』に買収され傘下に入っておりますので、あくまで注意として記載させて頂きました。こちらの補正下着メーカーに関しては、早急および適切な健康指導変更が求められます。
補正下着の最大の欠点はズバリコレッ!!
フィットネス業界が口を揃えて懸念に挙げているのが、補正下着の最大の欠点とも言える
『補正下着による筋肉量の低下』
ずばりコレです!! 一般人である貴方からすると『エッ!?何で下着で筋肉量が低下するの??』と思うかもしれませんが、事実です。
貴方は、ご自身の体が何の細胞によって支えられているかご存知でしょうか?
実は、骨・内臓・血管・血液は体を支える能力はありません。
唯一、それら全て含む体全体を支えているのが筋肉なのです!!(バストのみクーパー靭帯という特殊な靭帯でキープされております)
※画像%は体脂肪率パーセンテージ
事実、年齢が重なるにつれて、筋肉量も徐々に低下してご自身の身体が重力に負けるように下に垂れ下がっているはずです。
通常であれば筋力トレーニング(もしくは筋肉稼働させる運動)によって、プロポーションを回復させてゆくのです。
しかし、補正下着を着る人は下着のピッチリした恩恵にあずかって筋肉が保持しなくても脂肪や肌などの身体外部は引き締まったように見えます。
そうなると、後は補正下着に頼らないと外の買い物にいけなかったり、服が合わなくなってしまったり大変です。
補正下着の恩恵にあやかった女性達の末路は
『補正下着がないと外すら出歩くことが出来ない麻薬中毒状態まで陥る』
という恐ろしい点です。実際、スポーツクラブの女性達も口を揃えて言っておりますのでかなり説得力のある言葉です。
ちなみに日々運動に励んでいる、スポーツクラブの女性会員様が口にしていた言葉が・・・
『補正下着でボディラインごまかそうとした時点で女性として負け組!だから運動してんのよ!!』でした。
補正下着かトレーニングかで悩んだ女性達の結果
実際に当スタジオでも『最初、補正下着購入しようか迷ったんですけど自分の努力(トレーニング)で身体引き締めよう!って思いました!』という事でいらっしゃった女性も数多くいらっしゃいます。
補正下着を考える年齢層は40代・50代以降が多いのですが、トレーニングを選択された女性達はこのようになりました!
肥満体型によく見られる横画像での『ズボン傾斜角度』ですが1ヶ月のトレーニングで少しずつ改善が見られます。これは補正下着での改善は不可能です!
3ヶ月目になると週1回のトレーニングでもズボン傾斜角度が一般体型のようになります。
一応、注意しておきますが当スタジオでは箸より重たい物持った事がないマダムでも文句無しに重たい重量持たせてキチンと努力はしてもらいます。
身体のつきたくない部分に脂肪がついてしまい『この部分を胸に移動出来れば・・・』と思う気持ちもトレーナーとしてよくわかりますし、ボディラインをスグにでも改善させたいお気持ちも理解しております。
ただし、ボディラインの改善はご自身の努力によって初めて改善の糸口が見えてくるのです。
今回のブログを読んで、健康・ボディライン引き締めを遠回りしないように気をつけるべきです。
40代・50代以降は特に『ごまかす為にお金を使って結局、改善されないまま無駄になってしまう女性』と『本気で自身の努力で解決させる為に、お金を使って将来を有意義にさせる女性』の二つに大きく分かれてゆきます。
貴方もごまかす為にお金を使うのではなく、自身の努力(トレーニング)による身体の改善を導き、内面から理想の身体を得ることができるように意識していきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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