なぜ看護士はダイエット外来に行かず筋トレを選んだのか?
本日の記事は、『なぜ看護士はダイエット外来に行かず筋トレを選んだのか?』についてです。
当スタジオでトレーニングに励むお客様の中に看護士の女性がいらっしゃいました。専門は別の科でしたが看護士という職業は看護士の免許により、ダイエット専門でも働けるようです。
私は不思議に思ったので質問しました。
『当スタジオにはダイエット目的で来られていると思いますが、なぜダイエット外来に行かれないんですか?看護士なんですから、ついでにお仕事もダイエット外来にすればお金払わず痩せることが出来て一石二鳥じゃありませんか?』
と前から疑問に感じていたことを質問しました。
本日の記事は、エピソードを踏まえながらダイエット外来の内容と運動&栄養の重要性についてお伝えしますのでどうぞご覧下さい。
ページもくじ
ダイエット外来でも同じ運動指導と栄養指導
先程の質問の話しへ戻ると、私はずっと前から疑問になっていました。病院にはダイエットに励む為の、『ダイエット専門外来』が存在するにも関わらず、医師や看護士はスポーツクラブやパーソナルトレーニングスタジオへ足を運ぶ訳です。
運動指導者の私からすれば『なぜ自分の医院でやらないんだ(ー ー;)??』と疑問だった訳です。
トレーニング指導者は自分がノウハウと運動器具があるので、基本的には自分のところで運動に励みます。その疑問を看護士のお客様に聞くと、意外な答えが返ってきました。
お客様:『先生・・・ダイエット外来って運動器具は無いし、栄養指導と運動指導を説明するだけですよ。』
指導者(私):『えっ?でも病院なんですから痩せ薬とか出るんじゃ?』
お客様:『痩せ薬とか本当に効果あるんだったら今頃、肥満先進国のアメリカ・イギリス・中国とか国が健康施策打ち出す程悩んでませんし、そんなのが存在するんだったら、そもそも先生のようなパーソナルトレーナーとかスポーツクラブとか存在しませんって(^o^)!』
いやまぁ確かにごもっとも・・・で話を続けて・・・
指導者(私):『じゃあ薬の効果効能は置いといて、運動器具なければダイエット外来って何する所なの(^_^;)??』
お客様:『運動と栄養の指導するだけですよ?病院にジムが併設されているのは整形外科に多いですね。循環器科もジム置いてる医院はありますね。ダイエット外来は指導だけですよ。』
つまり、看護士さんから話しをダイエット外来は基本的にはアドバイスがメインとなるので、私の考える一石二鳥にはあてはまらないという訳です。
ダイエット外来の書籍も栄養指導&運動指導のみ
『病院で、ダイエット外来とか肥満治療専門と言っているくらいだから、病院特有のことをしてくれるんじゃないの??』
と私と同じように多くの方々は思っているはずです。この部分は、肥満治療専門医院の先生が出している書籍がありますのでチェックしてみました。
読んでみたのですが、栄養指導が9.5割ほどで最後らへんのページ数ページに運動の推奨でした・・・。看護士さんの言う通り、『栄養指導と運動指導』だけでした。
運動指導者と違う点は、アドバイスのみに特化しており指導者のように一緒に運動しながら個人アドバイスは送らないことがわかりました。
ちなみに、看護士さんが『整形外科や循環器科だったらジム併設している所がありますよ。』というのは、私も有資格者なのでメールなどで求人連絡が届いております。
上記に記載されている求人のような整形外科は、スポーツクラブと役割が同じですし、運動器具・運動施設が整っているので個人的にはこちらをおススメしたいです。
食事にこだわりすぎるとリバウンドも
ダイエット指導で非常に多いのが、『食事内容にこだわり過ぎて、モチベーションが尽きた後のリバウンド』を考えていない点です。
肥満治療専門の書籍も素晴らしいアドバイスなのですが、私は運動施設の現場で、食事内容にこだわり過ぎた人達のリバウンドを星の数ほど見てきました。
実際に、大手パーソナルトレーニングスタジオでも毎回の食事をスマホで撮影して送信を義務付けている運動施設がございますが、契約が満了してトレーナーの手から離れた後で、リバウンドする方々ばかりです。
栄養指導に関してはアメリカや日本も健康施策としてプロを雇い、国が手動で健康施策を打ち出しているのです。余談ですが、アメリカは健康施策を打ち出して上手くいったのが第二次世界大戦の時期1回のみで、後は全ての健康施策がコケているのです。
つまり、『アドバイスだけでは限界が存在する』という訳です。
ダイエットは運動指導者との運動実践も重要!
参考にしたダイエット外来の書籍ですが、運動のページで2つ間違いがございましたので運動指導者としてアドバイスを送ります。
『筋トレは効果が無い』と記載されておりました。
おそらく、著者は『成長ホルモン』の効果を知らずに伝えているのかもしれません。
負荷のある筋力トレーニングを行えば、成長ホルモンと呼ばれる身体の再構成を促す信号が発せられるのですが、成長ホルモンの分泌時に同時発生するのが『体脂肪の遊離』です。
体脂肪は普段は固形化して身体に付着しておりますが、負荷をかければ体脂肪遊離と呼ばれる、液体化によって血管内へと血液とともに流れ始めるのです。
この成長ホルモンの分泌を促したトレーニングが『加圧トレーニング』です。加圧トレーニングの成長ホルモン分泌量は実験でも桁違いの結果を弾き出しておりますので、世界中に『kaatsu』の名を広める程有益なトレーニング方法です。
その為、肥満先進国代表とも言えるアメリカでは、ダイエットとボディライン改善に筋力トレーニングを推奨している程です。
もう一つのアドバイスが『運動の順番は無関係』と言っている点です。
書籍では、『ジムでは最初に筋トレ、あとで有酸素を勧めているけれど、この順番で行う事で消費カロリーが増え、ダイエット効果が上がると考えられているけれど違う。』と記載されておりますが、理論の違いが見られました。
コレも『体脂肪の遊離』が関係しているのですがスポーツクラブが筋トレ後の有酸素運動を推奨しているのが、『体脂肪遊離後の液体化された体脂肪の燃焼』を有酸素運動によって促すことを推奨されているからです。
もちろん運動に関する研究は世界各国の研究機関および大学で研究されておりますが、負荷によって発生する成長ホルモン分泌と脂肪遊離後の有酸素運動の推奨は、成長ホルモンの研究結果で明らかとなっている為、多くのスポーツクラブが『基本的には、筋トレ最初でランニングが後と言われていますね。』と説明している所以です。
まぁ柔らかくオブラートに包んで言ってしまえば、肥満治療専門医院でも『栄養指導は素晴らしいけれど実際の運動知識に関しては見落とす点もある』という訳です。
実は肥満患者にアドバイスを送る医師の先生達の方がジムに足しげく通っている!
ダイエットの多くが無駄な投資に終わる根拠を書籍を参考にしながらご説明しましょう。こちらの書籍は女医さんが多数のダイエット失敗を元に出版された書籍です。
御本人の体重スタートは71kgですが52kgと表記されており、パッと見『じゃあダイエット成功する方法が記載されているんだ!!』と誰もが思います。
しかしAmazonのレビューには『肝心のダイエット成功が記載されていない』・『肝心の成功体験の記述が少ない』と酷評も多く記載されておりました。なぜでしょうか?実はココに、誰もがダイエットでお金と時間を無駄にしてしまう秘密が隠されています。
これは私が看護師をトレーニング指導した時に聞いた内容をお伝えしましょう。
『看護師免許あるんですからダイエット外来で働けば一石二鳥じゃないですか?なぜ筋トレを選ぶ必要があるんですか?』と私は専門家として、同じ専門家へ質問しました。
すると看護師さんは、物凄い現実的で的を得た回答をされました。
当スタジオクライアント看護師さんの回答
『ダイエット外来って白衣着てるから皆信用してしまいがちですが、実際はアドバイス送っているだけですよ。マシン器具が置いてあるのは整形外科です。』
『でも肥満患者達にアドバイス送ってる先生達は実際には、ジム通ってるからレーシック勧める眼科の先生本人がメガネかけてるようなもんです。』※レーシック=目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることにより視力を矯正する手術。角膜を削るので元には戻らない可能性もある。
先程、ご紹介したダイエット失敗経験談の書籍と共にご説明しましょう。書籍には『肝心のダイエット成功が記載されていない』・『肝心の成功体験の記述が少ない』と酷評されておりました。
なぜかと言うと、医師の立場である方が『実際にはダイエット結果の出る運動施設に通って71kgから52kgまで痩せて痩せました!』なんて書けないからです。それを書いたら女医の立場であるにも関わらずダイエット外来の医師・病院から叩かれてしまいます。
当スタジオに通って頂いた看護師サンは、ダイエット外来の先生方が結局ジムに通っている姿を知っていて、『やっぱり真面目に結果の出る運動に励んだ方が良いんだな』と理解して筋トレを選んでいたのです。
これはダイエット外来や他運動種目・他ダイエット指導を否定して述べている訳ではありません。
『考えの甘い人達ほどお金と時間の無駄になる確率が跳ね上がる』という事実を、現場を元に述べているだけなのです。
ダイエットを専門的に指導する運動施設だけでなく、このようなダイエット外来に対しても言えることは、専門的分野に固執しすぎずがオススメという点です。
今回の内容で、なぜ看護士がダイエット外来に行かずに筋トレに励んだのかご理解頂けましたでしょうか?何もダイエット外来を否定している訳ではございません。
ただ栄養指導&運動指導だけだったら国もやってるし既に国家レベルで失敗続きだから運動指導者による実践的な運動も必要ですよと述べているだけです。
ぜひ、現実的なダイエットに着目して、実践的な運動と栄養摂取を心掛けてゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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