岩盤浴やサウナでは体脂肪は落ちない!岩盤浴で落ちた体重は、実は水分量!!
本日の記事は、『岩盤浴やサウナでは体脂肪は落ちない!岩盤浴で落ちた体重は、実は水分量!!』についてです。
こちらの記事は、福岡の皆様が気になる地域ネタをお届けする記事です。もちろんダイエットやトレーニング記事も記載しておりますので他記事もお散歩しながら見てくださいね(b´∀`)ネッ!
※今回の記事はお客様が実際に体験した話しが記載されている為、お客様より許可をもらい記載おります。
クライアントの方が『照葉スパリゾートが福岡市東区香椎の先に照葉スパリゾートという温泉施設がオープンしたから行ってきたんよ!』と話しをしておりました。
そのお客様いわく、『知人から塩岩盤浴に1日いたら5kg痩せるらしいよっ!』
『ん(;´∀`)??岩盤浴でダイエット??』という感じで、トレーナーである私は嫌な感じがしたんですよね・・・。
当スタジオのお客様が、福岡市東区照葉にあります照葉スパリゾートという温泉施設に遊びにいかれたそうです。もちろん目的はダイエットで!
で…実際に岩盤浴でダイエットを試みようと無茶なチャレンジを実行したらしいです…
サウナに10分も耐えられず、温泉も30分以内に上がってしまうカラスの行水な私からすると未知の領域だったので、結果を聞いたところ・・・
クライアント『800gしか落ちなくて、次の日湿疹が出てきたから病院行って来たら病院の先生から「熱中症の症状が出てます」って言われたんよ!大変だったよ!』とのこと(;^ω^)
村石:『ちなみに何時まで居たんですか?』
クライアント:『朝の10時から夕方5時まで頑張ったよ(約7時間)!!』
村石:『7時間岩盤浴スゲエエエエエエェェェ((((;゚Д゚))))!!』
高温&高い湿度で発汗によって体内の水分量が出るのは明らかなので、体重が落ちたとしても水分量なので、体脂肪率のパーセンテージが下がるとは表現しずらいので、良い運動とは思えませんので推奨しません。
もっと細かく言うと、岩盤浴だけでなくホットヨガやサウナなども同じです、体内の脂肪が燃えるシステムは、あくまで『緊急時』というのがポイントで、外部温熱効果によって体脂肪率が減少したのはエビデンス(学術研究データ)が存在していないのです
特にホットヨガは、自分がフリーインストラクターとしてインストラクター知人が、レッスン指導を行っておりましたがインストラクター本人の水分量が排出されるため、レッスン後3時間は動けない(他レッスンが出来ない)と言っておりました。地元大学スポーツ学部の教授も『ホットヨガは運動根拠がないので本気でオススメしない!』と断言していた程です。
ページもくじ
体脂肪には温度変化によって減る細胞と減らない細胞が存在する
この記事を元に注意しておきたいのが、『サウナや岩盤浴などの温度上昇によって体脂肪率は減少しない』という点です。
ただし、その逆である温度低下によって脂肪細胞は縮小することが近年の研究で明らかになりました。
まずは、基本的な脂肪細胞の種類から説明しましょう。(一般人にわかりやすいように、かなりシンプルに説明)
※画像引用:https://www.drug.co.jp/latestnews/2004/06/06/metabolic_syndrome/
白色脂肪細胞
肥満により膨張した脂肪細胞。飢餓や温度変化に耐える能力を備えている、生物を生き永らえさせる為のエネルギー貯蔵システム。
現代となっては肥満の大元であり、悪者扱いされてしまっているが我々人間を生き永らえさせてくれた隠れた英雄。
褐色脂肪細胞
体温を高める役割を担っている細胞。脂肪細胞ではあるが体温保持の役割を担っている為、『燃えやすい脂肪』と称されている。
若い頃に、何を食べてもなぜか太らなかったのはこの細胞のおかげ!
ただし、年齢と共に褐色脂肪細胞はどんどん減少する為、この細胞を復活させる事は困難であり期待が出来ない。
これが基本的な脂肪細胞の種類です。ココまで読むと『白色脂肪細胞は褐色脂肪細胞にチェンジ出来ないの?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この2種類は変化が出来ないそうです。
ただし、白色脂肪細胞には、褐色脂肪細胞にはならないのですが、それに近い脂肪細胞に変化出来ることがわかりました。
それが『ベージュ脂肪細胞』です。
ベージュ脂肪細胞
温度19度を白色脂肪細胞に与えることで、褐色脂肪細胞に近い役割を担うとよばれるベージュ脂肪細胞へと変化。
冷感刺激を白色脂肪細胞に与えることで、白色脂肪細胞は減少し基礎代謝量(1日普段の生活で消費されるカロリー消費量)が減少するベージュ細胞へとチェンジします。
ベージュ脂肪細胞について引用
最近の研究により、ヒトの褐色脂肪組織のほとんどがベージュ細胞の特徴を有することが報告されていることからも、Irisin (インシュリン)を介したベージュ細胞での熱産生促進の機構解明は、肥満治療に重要な知見になることが期待されます。
引用元:筑波大学 遺伝子制御学研究室 『脂肪細胞の分化メカニズム』http://www.md.tsukuba.ac.jp/basic-med/biochem/gene/research3.html
このベージュ脂肪細胞を応用したダイエット方法が、機械によって脂肪を挟み冷感刺激を与えるエステでの脂肪冷却ダイエットです。
では、『ベージュ脂肪細胞へと変化するような運動をしたら良いのではないか?』と誰もが思い、脂肪冷却エステにも期待しているはずです。
しかし、このベージュ脂肪細胞は、冷感19度を少なくとも6時間維持することで男女共に、ベージュ脂肪細胞を増やす効果があると実証されたのは最低でも6時間です。
この実証性の時点で、エステによる脂肪冷却の信憑性が薄れてしまっているのです。貴方の肥満体型に6時間も付き合うならば、医師としては脂肪切除手術の方がはるかに短時間で楽なのです。
現実的な情報とご自身の努力が必須!
今回のようなホットヨガや岩盤浴などの外部温度に頼ったダイエット方法を信じている事に疑問を感じるべきです!
私は運動施設を17施設、10年以上運動指導をしてて感じるのが・・・
『誤ったダイエット情報を真に受けている女性ほど、肥満体型の方が多い傾向』にあるとお見受けしております。
これはキチンと既に書籍などで実証されており、肥満体型の方ほど楽な方法を探そうとしているケースが多々見受けられるのです。(反論ある方はこちらの書籍を推奨致します)
経験も踏まえて現実をしっかりお伝えしますと、楽なダイエット方法を選ぼうとしている女性ほどダイエットに長い時間を浪費させ無駄なお金を消費させてしまいます。
適正な情報と結果を提供する方は、キツイ運動ですがお客様にキチンと結果を提供して
『ウエストは何cm低下しました』
『ズボンの着用角度が普通体型になりました』
『健康診断の結果がこのように変わりました』
と明確な変化データを保有しているのです。貴方のやろうとしているダイエット方法に明確なデータ(正確にはエビデンス=証拠)はございますでしょうか?
もし貴方が本気でダイエットを始める場合、そのような明確なデータを認識した上で運動スタートとさせるべきです。
本日の記事は、岩盤浴によるダイエットでしたが、読んだ貴方に理解して頂きたいのは『運動以外のダイエット方法がいかに非効率で信憑性が低いものであるか』を理解して頂きたかったからです。
この60代クライアントさん自身も、当スタジオのウェイトトレーニングを週1回こなす事で、3ヶ月で6kgダウンしております。
ご本人は、『今月で7kg目指す!』と頑張っておりますが、『急がばまわれ』という言葉の通り、しっかり的を得た運動でキレイな身体をゲットして頂きたいですね!!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
instagram配信では40代からのボディラインを育てる情報を配信中!
40代からの 育児と仕事を頑張る
超多忙ママのための下腹部専門
ボディリセットスタジオ
『Beauty Body LAB博多』
40代からの 育児と仕事を頑張る
超多忙ママのための下腹部専門
ボディリセットスタジオ
『Beauty Body LAB博多』
〒815-0071
福岡市南区平和1-23-43-202
西高宮小学校より徒歩3分
地図拡大縮小は右下+-、もしくは指先操作