運動継続の原動力は、実は「挫折」や「失敗」が生み出している!
本日の記事は、『リバウンドしない為の、運動継続の原動力は、実は挫折や失敗が生み出している!』についてです。
ダイエットだけに関わらず、高校・大学入試、会社の昇進試験、会社経営など現代社会は挑戦の連続であり、同時にうまくいかない事も多々あるはずです。
挫折や失敗は誰もが避けたい道ではありますが、避けられない経験でもあり同時に、それらが将来的に自分自身の成長を促すことは間違いありません。
ダイエットも同じで、ただ単純に身体を変えるという変化を求めるのではなく
『今までの肥満を促す生活が失敗である!』としっかり脳に刻み込まないと、後々のリバウンドで同じ過ちを繰り返してしまうのです。
では、『挫折や失敗を避けて通る、もしくは忘れてしまうとどうなるのか?』というのが人間の成長過程において、大切な分岐点となるはずなので一緒に勉強していきましょう。
出版社:草思社出版 著者:精神科医・医学博士 西多昌規(にしだ・まさき)氏による
参考書籍:『器が小さい人』にならないための50の行動
ページもくじ
ツライ過去を忘れると人は成長しなくなる
多くの女性達が、ダイエットを目指しひたむきに努力しますが、もし結果が出らずに悩んでいて、その原因がダイエットに適正でない種目を選んでいるのならば運動種目を変えれば済む話しです。
しかし、ダイエットが成功したにも関わらず、リバウンドしてしまった場合は重要な分岐点に居る可能性がございます。
なぜなら、貴方自身がダイエット成功してしまった事で、肥満だった頃の自分を失敗と思わなくなってしまった。ツライ過去を忘れてしまった。という事になります。
ダイエットのリバウンドだけでなく、生活習慣病が一時的に改善されて退院された患者が元の食生活に戻ってしまい入院生活へ戻ってしまう生活などのケースは
『挫折や失敗を脳にくっきり刻み込んでいない』というのが根本的な原因のようです。
著者の脳科学や精神医学の立場から考えた場合、成長は『記憶』・『学習』があってはじめて成り立つものであると説明されておりますので、その根拠を疾患の症例を元にご説明しましょう。
記憶・学習機能がなければ変化できない生物となる
リバウンドを繰り返してしまう女性は、『また、あの運動で痩せれば良いや』という運動種目が免罪符となっている場合があり、ツライ過去を忘れてしまいます。
その一方では、肥満によってツライ過去をご経験された女性などは、運動が継続して行われる女性たちを、トレーナー村石はフィットネス業界で数多く見てきました。
では、記憶・学習機能がなければ人はどのようになってしまうのでしょうか?ある病気を例にとって説明しましょう。
コルサコフ症候群という記憶・学習機能が欠如した病気があるそうです。
初めてこの疾患を記述されたのは十九世紀後半に活躍したロシアの精神科医 セルゲイ・コルサコフ医師です。現在でもこの症状は日本でも症例があるそうです。
コルサコフ症候群とは、ビタミンB1の著しい欠乏により、脳の記憶回路である乳頭体という部分が回復不可能な障害をこうむることで発症します。
コルサコフ症候群を引き起こすほどの激しいビタミンB1の欠乏の原因は、ほとんどがアルコールの大量摂取によるものだそうです。
※あくまで依存症の方のみ発症しているそうです。アルコール摂取を完全否定している訳ではございませんので、ワインやビールがお好きな人は程よくお楽しみ下さい。
※ビタミンB1含有量の多い食材は、豚・たらこ・うなぎ等で、特に豚肉が豊富に含まれております
この症状の患者さんは、新しいことがまったく記憶できません。 著者自身も精神科医として研修中にアルコール依存症の病棟で数人、コルサコフ症候群の患者さんを受け持ったそうです。
その経験によると、その患者さん達は、記憶が数時間しか維持できないそうです。
毎朝医師が彼らを訪れても 『はじめまして』 と言い、医師の顔を覚えられません。年齢を聞いても50歳位の男性が『23歳です』と毎日答えるのです。
コルサコフ症候群の最大的特徴は、『発症した年齢で記憶が止まっている』という事です。
改善させるための、薬剤・記憶力リハビリテーション・心理療法なども残念ながらほとんど効果がないそうです。あらゆる治療法がない理由は、話したり教えたりしたことを片っ端から忘れてしまうことです。
『忘れないようにメモしましょうね』と助言しても、その助言を忘れてしまうのです。
脳に刻まれた記憶こそ貴方の体を改善させる原動力!
コルサコフ症候群は病気ですから、特殊な例であり貴方自身はダイエットやリバウンドとの関連性をイメージできないかもしれません。
しかし、この症状でお伝えすべき事は、
『人間は記憶・学習という機能がないと、まったく変化できない生物になってしまう』
という恐ろしい点です。ある時点で時間が止まったように成長が停止するというのが本当にあるということなのです。
『あの時、太ってたな~』という軽いイメージではなく、『あの時、肥満のままだったら現在の自分の成長は見込めなかった!』という脳に刻むことが重要なのです。
脳に刻み込むのに大切なのが、実は『失敗』や『挫折』であり、これらが挽回しようというエネルギーを生み出すのです!
『過去にこうしておけば良かった・・・』 『こういう準備をしておくべきだった・・・』という反省材料の記憶も、次回に備えての改善に非常に重要です。
よくリバウンドの改善策を、サイトにも多々表示されているトレーナーもいらっしゃいますが、トレーナー村石自身がフィットネス業界に携わり、多くの女性会員様を指導・観察した経験を述べると
『運動を継続するかどうかは、ご自身の過去と向き合ってこそ継続できる!』と常々、感じております。
ぜひ、貴方も自分自身と向き合ってリバウンドのない体の改善へと取り組んでゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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