ダイエットを先延ばしするとどうなる?ダイエット後回しによる原因と結果の法則!
本日の記事は『ダイエットを先延ばしするとどうなる?ダイエット後回しによる原因と結果の法則!』についてです。
多くの方々がダイエットを先延ばししてしまい、後々重大な状況におかれてしまうケースを多くみかけます。
これは、表現するならば大学生の提出レポートを早めに処理できずに後でバタバタしてしまい未完了に近い形で終わらせなければならないような状況と一緒です。
本日の記事では、先延ばし・後回ししてしまうメカニズムと最後で処理せざる負えない状況下での処理難易度について説明しますのでどうぞご覧下さい。
参考書籍:行動の科学
出版社:フォレスト出版
著者:マイケル・ボルダック 監訳:高野内 謙伍
ページもくじ
新年の抱負が達成できないのはなぜか?
アメリカのスクラントン大学による心理学に関する報告書『journal of clinical psychology』によりますと
アメリカ人の45%が新年の抱負を決めるが、そのうちたった8%しか達成しないと報告しております。
このデータは日本人にもおおよそ通じるデータですが
『先延ばししてしまう事で結局、達成できなかった』という問題はどうやら万国共通のようです。
先延ばしを解消する方法というのは、ダイエット方法を探し回って得られるわけではありません。
そもそも個人個人の『価値観=何の基準を優先させるか優先基準の考え方』に起因するものであるため、貴方自身が仮に痩せたいと考えていても
『ダイエットに前向きに取り組まない考え方』をしていれば結局、目標が達成できずに終わってしまうのです。
ダイエットで結果を出す為には、『先延ばし・後回ししない考え方』が重要です。
次の項目で、先延ばししてしまうそもそもの原因を一緒にチェックしてゆきましょう。
貴方のやる気の原動力は、痛みと快楽によって生み出されている
私達の行動の全ては『痛み』と『快楽』を原動力として行動するように設定されております。
それは『痛みと快楽の法則』と言われており行動するキッカケとなるモチベーションを司る、行動起因の最重要ポイントでもあります。
今までダイエットに取り組まなかった方が、急に異性を意識するようになってダイエットを始めた場合、これは『異性とお近づきになりたい』という『快楽』の起因によって行動が引き起こされます。
今までダイエットに取り組まなかった方が、健康診断結果で注意さればたばたダイエットを始めた場合、これは『痛み』の起因によって行動が引き起こされたものです。
行動内容は同じであっても人が『痛み』と捉えるのか『快楽』だと捉えるのか違いがあるという訳です。
しかし、これでは『先延ばししてしまう原因』とは言えません。
もし貴方がダイエットを決意して始めようとするならば、ココで重要な捉え方をしなくてはなりません。
それは、行動を引き起こすならば、全ての行動を快楽であると捉えなければならないからです!
ダイエットという行動内容が同じであるにも関わらず、なぜ『快楽』と捉えてダイエットを始めなければならないのでしょうか?
その答えは『人のマイナス的な捉え方、プラス的な捉え方によって先延ばしの有無が決定される』という実践心理学に裏付けされた答えが存在するからです。
その行動を『痛み』と捉えると貴方は先延ばししやすくなる
人は頭の中で『痛み』と捉えた場合、それを避けるようにされているそうです。
例えば、営業マンが電話を躊躇するのは、既に顧客から断られたりするイメージを持っているためです。電話をかけるくらいなら子供でも出来ますし、リスクはありません。しかし、先延ばししてしまうのは貴方自身が『痛み』を脳内でイメージしてしまっているからなのです。
これと同じように貴方はダイエットに対して『苦痛』のイメージを持っているはずです。その場合、貴方が営業マンが営業電話を躊躇するように、ダイエットを躊躇してしまうのも無理はありません。
そしてもう一つ重要なのが、『先延ばしすると痛みを避けたという一時的快楽を感じる』というものです。
大学生レポートのケースに戻して表現しましょう。まだ期限が先のレポートを先延ばしすることで、自身は遊ぶ時間が手に入り他の行動へと喜んで前向きに移るはずです。これが一時的快楽です。
しかし、一時的快楽の効果はその名の通り一時的に過ぎません。
先延ばししてしまい一時的快楽を得た後はなにが待つのでしょうか?
先延ばしした末路は、後片付けでは済まない
人が行動を先延ばしした場合、なにが起こりうるのでしょうか?
今、ご自身が肥満に悩みを抱えていれば肥満で済んでいるはずです。しかしそれを先延ばしすると、次は生活習慣病となり、最悪入院するケースもあり得るでしょう。
ダイエットだけではありません。自身のキャリアを積み上げる受験、仕事などの面で得るべき結果が得られずに落胆してしまい貴方の将来に多大な損失を与えてしまうのです。
つまり一時的快楽は結局、先々に強制的ブレーキがかかるという訳です!!
『痛み』を感じながらのダイエットはもちろん継続難易度は跳ね上がります。
先延ばしによって周囲の人間関係のアクシデントや次から次へとやってくるやらなければならない業務が降ってくることでダイエットは『また今度』・『また明日』となってしまうのです。
貴方にとって大事なポイントは『先延ばしさせないような取り組みを今スグにでも迅速に行う!』というのが非常に重要なポイントです。
では、どうすれば物事に対して快楽を感じるようにできるのでしょうか?
次の項目では解決方法とも言える、快楽を原動力とし、なおかつ先延ばしさせない迅速な行動理論について説明します。
規律こそが貴方の人生をコントロールする唯一無二の方法
ココまで読んで頂くと『痛みが良いのか、快楽が良いのか』と理論の争点がそこになってしまいがちです。
しかし本当に理解すべき点は、『痛み』、『快楽』に翻弄されるのではなく自分自身をコントロールさせる方法です。
貴方に迅速な人生の転換を行うには『自分の中の絶対ルール=規律』が必須なのです。
規律と言うと堅苦しく感じるかもしれませんが、私達にとって『当たり前のルール』として受け取って考えてみましょう。
先程の画像で『先延ばし=事故』という連想で自動車事故画像を添付しました。先延ばしクセによって貴方の人生にこのような事故が発生するようになります。
先延ばしすればするほど、貴方の人生において頻繁に事故は多発し重大事故も引き起こされるのです。
では、『当たり前のルール』というのはどういうものでしょうか?
自動車運転で言えば、『安全運転』です。信号を守る、速度を上げない、一旦停止など自分の中で、ゴー&ストップが明確化されているものです。
わかりやすいケースでご説明しましょう。
投資の神様と言われている、ウォーレン・バフェット氏は周囲との『100ドルの賭けゴルフをして遊ばないか?』という提案に
『いや、私は賭け事はしないとキッチリ決めているから断る。』と明確化したルールを持っています。
アメリカの不動産王であり45代目大統領のドナルド・トランプ氏は
『周囲のヤツに負けない為に私は睡眠時間を4時間と決めている。』とまで自分自身に明確化したルールを課しています。
トランプ氏のようにいきなり『明日から睡眠時間4時間』はキツイかもしれませんが、ウォーレン・バフェット氏のように『私は賭け事をしない』はキチンと明言できるはずです。
このように小さな事でも構わないので、自分の中の規律を決めることによって先延ばしをなくしてゆくのです。
自己規律の重みは数グラム、後悔という痛みは数トン
アメリカのビジネス哲学第一人者であるジム・ローンはこのように述べています。
『すべての成功の基盤は自己規律である。すべての規律ある努力に対しては何倍もの報酬がある。』
『そして【自己規律を守る痛み】か【後悔の痛み】のどちらかが存在する。』
『ただし、自己規律を守ることの重さは数グラムに対し、後悔の痛みによる重みは数トンである。』
先延ばしを繰り返した後のダイエットのつらさは、哲学者ジム・ローンが述べるように『後悔による痛み』であり、とても継続できない重みとなるのです。
貴方自身の身体についての悩みが『さほど重大ではない』という軽い段階にこそ、先延ばしせずに自己規律をはかり、取り組んでゆくことが大事なのです。
トレーナー村石は、多くのスポーツクラブで自分自身をうまくコントロールできずに、ダイエットが軌道に乗らずに悩む女性会員様を多くみてきました。
貴方が本当に求めているものは、残念ながらダイエット書籍には記載されていないでしょう。
貴方が本当に求めているものは、貴方が求めている結果を出しているトレーナーだけが知っているはずです。
ぜひ、自分自身の将来と話し合って『本当に必要なものは何か?』を考え身体改善に取り組んでゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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