隠れ肥満女子が生まれやすい日本の社会的背景による傾向とその対策
本日の記事は、『隠れ肥満女子が生まれやすい日本の社会的背景とその対策』についてです。
私自身がダイエットトレーナーとして、ボディライン改善を指導および維持管理を担う上で感じているのは『日本は、明らかな肥満体型の女性よりも、隠れ肥満の女性の方が圧倒的に多いな・・・』と感じていることです。
明らかに太っている女性というのは、自身の食生活の不備を理解しております。
しかし、本当の大きな問題は『隠れ肥満の女性達』です。彼女達は様々な要因も考えられますが自身を20代のように何を食べても太らないと思っており、それらが30代40代と続いている方がいらっしゃいます。
言わば『身体に悪いと解っているんだけど・・・』というスタンスでいるのが隠れ肥満女子の典型的パターンです。
ではそれが悪いのかと言うとそうでもありません。
(一応突っ込んでおきますが、私はブラックコーヒーしか飲みませんし、コンビニのコーヒーメーカーで購入したこともありません。もちろん上記画像のような商品は今まで飲んだことありません。一般消費者目線で言えばという意味です。)
要因は様々ですが、大きな要因として考えられるのは日本の社会的背景が原因であり、貴方は気づかない内に肥満を促進させる飲食物を口に運んでしまっているのです。
今回の記事は、隠れ肥満にブレーキをかけるための日本の社会的背景とその対策についてお伝え致しますので、どうぞご覧下さい。
ページもくじ
隠れ肥満女子の合言葉は『いつの間にか太った!』
隠れ肥満女子のそもそもの原因は、『20代痩せていて何を食べても飲んでも太らなかった』というのが根本的原因です。
それを大概の女性達は年齢を重ねながら気づくのですが、食事習慣を良い方向へとチェンジさせずにそのままズルズルと30代・40代で続けている女性達もいらっしゃいます。
そのような隠れ肥満女子達が口を揃えて言うのが『いつの間にか太った!!』という、まるで瞬間的に肥満化したかのような表現です。
もちろん瞬間的に太った訳ではありません。日々の食生活習慣を改善させなかったが故に、脂肪細胞がむくむくと成長してしまったのです。
しかし、1つ疑問が残ります。大多数の女性達が隠れ肥満に陥っているにも関わらず
『40代・50代でもボディラインを維持して健康的な生活を送っている女性達』が存在します。美魔女と呼ばれる女性達がそれらに該当するでしょう。
生まれつき太りにくい等の特異体質を除けば、40代・50代の女性達も若い頃は『隠れ肥満女子』と同じように不健康な飲食物にふれながら生活を送ってきたはずです。
にも関わらず、ボディラインを維持出来ているのは『なぜ周囲と同じような隠れ肥満女子とならなかったのか?』と疑問が出てきますので、まずはそちらから一緒にチェックしてみましょう。
ボディラインを維持出来ている女性達は、なぜ隠れ肥満にならなかったのか?
『美意識が高い』というのも要因の一つかもしれませんが、隠れ肥満にならずに済んだ大きな要因の一つが
『若い頃(もしくは幼少期)すでに痛い目を見ている。』というのが大きな要因として考えられております。
どういう事かと言うと、一般人女性の大半は何を口に運ぼうが持ち前の健康で生活に支障をきたすことがありません。先程述べた『20代の頃は痩せていて何を食べても飲んでも太らなかった』というのもその一つです。
しかし、若い頃から早くも食事で体調を崩す人が現れます。
私は男性ですが、小学校時代は『ハンバーガーのセットについていたポテトを食べると次の日必ずニキビになる。』と言った症状や、ジャンクフードでも身体の不調のため小学校の授業中に吐いてしまうなんてことがありました。
女性達でわかりやすいエピソードといえば、やはり『肌』ではないでしょうか?高校生・大学生から化粧を始められた女性の中には、肌が合う合わないや健康的とは言えない飲食物をとって次の日に肌が荒れたりなど
『若い頃、身体に取り入れた飲食物によって痛い目をみた方』というのは自分の身体で、身体にとって良い物・悪い物を教訓として学習しているのです。
そのような経験のない方は、仮に身体が静かな悲鳴をあげていても肌や体調にあらわれない為、『自分の身体は何食べても大丈夫!』と思ってしまっているので、その食生活習慣が30代・40代以降も続いてしまうのです。
その証拠として、『健康的じゃないのはわかってるんだけどやめられないんだよねぇ〜』と物心ついた時からの思考です。この思考から行動した、こびりついた食生活習慣によって隠れ肥満は少しずつ水面下で進行していったのです。
隠れ肥満を助長させる日本の社会的背景
そして隠れ肥満を水面下で進行させる、大きな要因の一つが日本の社会的背景にあります。
これは『食文化混合』と『日本企業のジレンマ』の2つにわかれておりますので別々にわけて説明致します。
食文化混合による隠れ肥満の進行
経済発展によって、世界中の人々は各地の国々へ行き来出来るようになり食文化も多種多様となりました。
その場合、肥満を推進させる油料理の多い中華料理や、欧米料理などは日本のヘルシーな日本料理の影響を受けて食文化の健康推進度が上昇し恩恵を受けることが出来ます。
シンプルに言えば、新たな食文化の恩恵を受けることが出来た訳です。
では日本はどうでしょうか?
日本の場合はその逆となり、今迄のヘルシーな日本料理文化からカロリーの高い洋食・中華などが日本人の口に運ばれます。
つまり、カロリーやヘルシー面だけで捉えるならば日本は新たな食文化による恩恵を受けることが出来ないのです。(あくまで健康面だけの視点で捉えております)
事実、アメリカは現在も肥満大国として国民の健康水準を上げる為に国が躍起になっており、中国も国の肥満推進速度が世界第一位とニュースで流れるほど肥満に悩まされております。
『中国=肥満』は誤解だ!と思う方のためにデータを出しますが、2010年4月30日、中国の新聞(大河網)では中国にはリンゴ型体型の肥満が多く、ウエストサイズの拡大スピードが世界一であることが分かったと伝えました。しかもこの拡大スピードは今後20年間の間に2倍へと加速するのではないかと中国の新聞が伝えているのです。
このような食文化混合の一番のデメリットは、隠れ肥満のキッカケからドミノ倒し状態へと一気に進行してしまうことです!
この肥満を促進させる食文化に一番最初に気が付いたのが世界中のセレブ達です。
世界中のセレブは持ち前の資金力で、世界中飛び回り地域の食文化と国民の体型をその目で見て直接体験し、把握することが出来ます。
例えばヨーロッパで一番肥満人口が多いのが現在ではイギリスと呼ばれており、セレブ達は肥満人口が多い国の食生活はマネせずに、常に健康的な生活とボディラインキープを心掛けているのです。
このように今までは痩せていた方も、食文化混合による肥満を促進させる食事によって隠れ肥満の仲間入りしてしまいます。
その隠れ肥満の仲間入りを果たした人は、別の痩せている人と食事をとった場合、大抵の人達は・・・
『あぁ、このぐらいの料理だったら太らない様子だから私も食べても大丈夫!』と安易に考えて、次の隠れ肥満が生まれてしまい後はその繰り返しのドミノ倒し状態が広がるのです。
隠れ肥満の一番の功罪(※功罪=讃えられる成果と咎められるあやまちを同時に生み出すこと)は
他人や周囲に肥満だと気付かせずに、新たな食文化と肥満を同時に進行させてしまったことに他なりません。
日本企業のジレンマ
少しずつ太り始めると誰もが『少しダイエットしよう!』と試みて、ヨーグルトや糖質オフの発泡酒に切り替えようとします。しかし、ココでも隠れ肥満を助長させる罠がしかけられています。
現在のヨーグルトや発泡酒には、人工甘味料や遺伝子組み換え作物などの健康を阻害する飲食物が広く出回っており、何も知らない人がそれらを判断するには難しく、一般人も多少は勉強しなければいけない状況となっております。
※画像はスクラロース・アセスルファムカリウムという人工甘味料が添加されたヨーグルト商品です。
もちろん日本国民の健康を管理する厚生省も、人工甘味料の添加量取り組みによって『身体に直接的被害は無い』と言えるレベルの添加量で、有害な添加物の制限を設けておりますがこれらが肥満を促進しているのは少し勉強すれば誰でもわかるようになります。
では、企業や国のせいに出来るかと言えばそうでもありません。
そもそも企業は利益を上げなければ存続できませんし、企業としては『より原価の低い原材料で、利益が出るように努める』という姿勢は当然の事です。
その為、日本のアサヒ・キリン・サントリー・サッポロのビール会社も発泡酒に関しては、従来のコーン原料から遺伝子組み換えコーンへと原料を切り替えて、発泡酒の販売をスタートさせました。
それらを耳にして消費者として貴方はどうでしょうか?
消費者側の購入は『企業への応援投票』と意味が同じですので、もし貴方が健康的な飲食物を求めるのであれば、それらの人工甘味料が添加された商品や、遺伝子組み換え作物使用の飲料を買わなければ済む話しです。
もちろん、顧客の健康を第一に考えた食品・飲料メーカーもございます。それらの企業は『売上も上げなければいけない』そして『顧客の健康の為に低コスト原料を使う事は出来ない』というジレンマに挟まれながら企業努力を行なっているのです。
これらは氷山の一角に過ぎませんが『食文化の混合』と『日本企業のジレンマ』によって日本の隠れ肥満は静かに、そして確実に進行しているのです!
隠れ肥満にならない為の対策
私は一般消費者の人でも最低水準として、人工甘味料のチェックや商品に記載されている成分表のチェックが必要な時代になったと思っております。厳しいかもしれませんがこれが最も現実的な対策です。
そしてもう一つ重要な対策が、徐々にでも構わないので不健康な習慣からの脱却です。
私が、コンビニのコーヒーメーカーで作るコーヒーやスターバックスなどのカフェで出される甘いコーヒーに手を出さないのも成分表示が把握できない為であり、自分自身に不健康な習慣を植え付けさせない為です。
事実、世界中のセレブ達もゴシップ誌の記事にて『ボディライン維持の為に中華料理は敬遠するようにしているわ。もしお腹が空いたら海藻類やヨーグルト、チアシードなどを心掛けている。』と完全に予防対策をセレブ自身で把握しているのです。
日本はこのような社会的背景の傾向により、日本国内ではまだまだ周囲が『服を着ている時点では痩せているように見える隠れ肥満層』が多い為に、セレブ達のような明白な食生活管理は行わずアバウトな食生活による隠れ肥満の増加が深刻なのです。
『わかってはいるんだけどやめられないんだよねぇ〜〜』と思っている方は、既に無意識にそれらを購入してしまう習慣化にどっぷり浸かっており隠れ肥満一歩手前もしくは既に隠れ肥満になっている状態なのです。
もちろん予防線を引く為に貴方の近くに、栄養学などに長けた専門トレーナーと知り合っておくことも重要です。
びっくりされるかもしれませんが、初心者向けスポーツクラブで販売されているダイエットゼリーなどにも人工甘味料などが添加されており在籍会員様は知らずに購入しておりました。そのようなジムで働くスタッフ達は大手ジムのトレーナーのように勉強していない為、知らずに販売しているのです。
しっかりと勉強されているトレーナー達は、顧客達を最適なボディラインと適正な食事習慣化へと導いてくれます。いわば貴方の人生を良い方向へと転換してくれる存在です。
私が今回のブログで伝えたいのは、『自分が何を口に運んでいるのかわかったもんじゃないから予防策を立てるべきだ!!』ということです。
ボディラインの細かい部分は圧倒的にパーソナルトレーナーをつけることを推奨しますが、身体を動かす運動面に関しては、最低でもランニングやサイクリングが可能です。
しかし、栄養面などに関しては外食産業やコンビニ業界による新商品などによって、健康産業のサポートが追いつかないのが現状の問題点です。
つまり運動面をどんなに頑張っても、無知識によって摂取した人工甘味料入りのダイエット食品や飲料によって貴方の自己管理能力は破綻してしまい健康な食生活の推進が一人では出来なくなっているのです。
サポートが追いついてたら今頃、糖尿病や高血圧などの生活習慣病患者数に歯止めがかかり日本の肥満者数増加もストップしていないとおかしいのです。
ぜひ、貴方も隠れ肥満女子の一員とならない為に、傾向と対策を練って素敵なボディラインと健康的な食生活を享受してゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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