食生活改善は貴方だけでなく、実は先進国が国家規模で苦慮している。
本日の記事は『食生活改善は貴方だけでなく、実は先進国が国家規模で苦慮している。』についてです。
『スポーツクラブに通えば痩せる』と単純に考えている方々が多く、その大半が『痩せなかった』・『リバウンドした』というルートを辿ります。
これはダイエットの成功を安易に考えすぎている為に発生していると思われます。大手パーソナルスタジオのTVCMやSNSのインスタグラムなどでビフォーアフター写真を見ると
『私も頑張れば痩せるんじゃないか!?』と考えてしまうでしょうが、それは安易に考えすぎかと思います。
例えば『リバウンドに戻る確率は95%』と言われておりセットポイントと呼ばれる元の状態へ戻る人がほとんどです。この数値を知るだけでも一人でダイエットを試みる難易度の高さが理解できるはずです。
リバウンド発生率95%を乗り越えて理想のボディラインを手に入れるには『食生活の改善』が必要不可欠です!
成功確率を確実に上げるには、まず現状がどのような状況なのかを把握することが大切です。
本日の記事では、現実的視点から食生活を変える事の難しさについてフォーカスしてお話ししますので、どうぞご覧ください。
ページもくじ
なぜ国レベルでダイエットが上手くいっているかどうかを知る必要があるのか?
一般の方々は『ダイエットは自分一人だけの問題である』と考えてしまいがちです。
しかし健康産業に従事した人間からすれば、より広い視野で『その運動方法・栄養指導は結果が出ているのか?』と考えるようになっております。
一般の方にわかりやすく伝えるならば、他人と同じ過ちを繰り返さない為に『ある程度データを収集された成功確率の高い予想問題集を作成しているようなイメージ』と言えばわかりやすいかもしれません。
実際に健康を推進している日本やアメリカなどの先進国では、大規模なデータを測定して、問題点を把握してから健康指針を掲げております。
大規模なデータを元に国が主導で健康生活を推進させれば、国民医療費負担も減らし健康的労働者を増加させて国を成長させることが出来るからです。
実際のケースでお伝えすると、都市開発の時点で住民達が運動しやすいようなランニングコース・ウォーキングコースをあらかじめ建設して地域住民達が『どの程度、運動に励んでいるのか?』などを市や自治体はチェックしているのです。
現実的な視野が生まれると、結果の出ないダイエットに手を出さずに済みますしチラシやインターネットによる誇大広告に影響されずに済みます。貴方が今励んでいるダイエットの方向性も変わるかもしれません。
今回は、先進国である日本とアメリカを取り上げます。まずはアメリカから一緒にチェックしてゆきましょう。
アメリカが国民の食生活習慣を改善出来たのは『たった1度だけ』という事実
アメリカが肥満大国であることは貴方も御存知のはずです。アメリカ国家自体も肥満改善において苦慮しておりますが残念ながら長い歴史の中で、アメリカ国民の食生活を改善できたのは『たった一度だけ』という事実です。
その一度だけというのは1940年代第二次世界大戦中に行われた『内臓肉をアメリカ国民に食べさせるキャンペーン』です。
内臓肉は、一般に出回っている肝臓、心臓、胃袋、腸などの筋肉部位以外の部分のお肉です。
日本人からすれば、『そんなの国が試みなくても自分から普通に食べるでしょ?』と思うかもしれませんが、当時のアメリカの食事文化は全くの別物で
『中産階級の女性達はテーブルに牛の舌や胃袋を並べる位なら死んだほうだマシ!!』という程の違いがありました。
これは現在日本の食生活習慣と比べるとビックリするほどの差です。
もう一度言っておきますが、『完全拒否』です!!
当時のアメリカの女性達は『テーブルに牛の舌や胃袋を並べる位なら死んだほうがマシ!!』と完全拒否だったのです。
ココまで強めに言っておいて、ビックリするかもしれませんが
現在のアメリカでは、内臓肉を当たり前につかったメニューが浸透してアメリカ国民の食生活に完全に溶け込んでおります!Σ(´∀`;)
この改善できた部分こそ貴方の食生活を改善させる重要ポイントなのですが、今回の記事は『上手く行かなかったキャンペーン』が主役ですので、改善出来た根拠についてはまた別記事で!
アメリカはこの『内臓肉キャンペーン』を皮切りに健康を推進したい考えでしたが、残念ながらことごとく失敗してしまいます。
例えば『5a day campaign(ファイブ・ア・デイ・キャンペーン)』という『1日に5種類の野菜もしくは果物を食べましょう』という施策を打ち出しましたが失敗。
農務省が掲げたバランスの良い食事指針である『food pyramid(フードピラミッド)』の推進も失敗。
低脂肪チーズや低脂肪牛乳の推進も行われましたが失敗に終わりました。
健康を推進しようとしたのはアメリカ国家だけではありませんでした。市も健康推進に加わったのです。
2013年、当時のニューヨーク市長であるブルームバーグ市長は炭酸飲料の規制へと乗り出しました。もちろん健康の為です。
肥満の大きな要因の一つとも言われておりましたので、サイズ規制は健康を目指す人にとっては良い施策でしたが、当時のニューヨーク市民からは大ブーイングで『独裁者』と批判され裁判まで発生する事態となりました。
結果として、サイズ規制は取り消しを余儀なくされてしまい、この健康施策も失敗に終わってしまいました。
アメリカはこのように『肥満に悩む国』であると同時に『国や市がダイエットを推進しようとしたが失敗を繰り返した』ことが歴史に深く刻まれているのです。
次は日本のケースをチェックしてゆきましょう。
日本が掲げた健康推進
日本はアメリカと違い、分野・項目ごとに詳細にわけた動きで健康を推進してゆきました。
その大きな指針となったのが『健康日本21』と呼ばれるプロジェクトです。
このプロジェクトの根幹は、『一人で健康を目指すのは難しいので、皆で健康を支え合ってゆきましょう』という考えの元、厚生省が推進させているプロジェクトです。
先程お伝えしました『都市開発の時点でのウォーキングコース設置』なども健康を支援する環境づくりとして実際に実施&データ計測されたものです。
このプロジェクトの中には、アメリカで開発されたフードピラミッドも日本ではコマのデザインで採用されていました。
では『結果どうだったのか?』についてですが、厚生省は『最終評価として9分野(59項目)の内訳6割が改善出来た』と公表しております。
ただし、この部分は意見がわれており研修講師や大学意見は『生活習慣病の推移が未だに右肩上がりであるから改善とは言えない』とマイナス評価を出している専門家もいらっしゃいます。
※トレーナー村石個人の見解では『やはり生活習慣病患者増加数に歯止めがかからないと評価としては難しい』と考えています。
貴方のダイエットは現実的視野に基づいて取り組んでいますか?
巷に流れているダイエットチラシやインターネットに記載されている広告と比較して、貴方はどう感じましたか?
人間は良い部分、つまりメリットの部分に視点が言ってしまいがちです。これはオーバーな表現かもしれませんがメリットだけに視点を向ける人は詐欺に引っかかりやすい傾向にあります。
逆に悪い部分、つまりデメリットの部分までキチンと視野を広げてメリットとデメリットを天秤にキチンとかけて物事を冷静に判断できる人が、結果的に満足を生み出すことが可能です。
メリットだらけの商品などは怪しいと思うべきで、デメリットな部分を受け入れてこそ商品の価値を感じ取れるようになります。
現実的視野とは、このようにメリットだけでなくデメリットも天秤にかけた状態をさします
当スタジオにも誇大広告に影響された女性顧客がいらっしゃいますが、必ずこのような現実を知って頂いてからお客様御自身で契約するかどうか決めて頂き、トレーニングをスタートさせております。
指導者であるトレーナーとしての立場の側でも『ダイエットは簡単だ!』という指導者がいらっしゃるのは、顧客にダイエットを提供するまでのノウハウを構築しているからです。
肥満で悩む女性自身が、仮にそのような結果の出せるトレーナーの存在を知って『この人とだったらダイエット結果が出るかも~❤』と考えているならば要注意です!(仮に私であっても)
ダイエットに苦慮しているのは、貴方本人だけでなく実は国もかなりのレベルで苦慮しているのです。
物事が簡単に解決に至るのであれば、国民医療費負担や生活習慣病患者数などが増加するはずがないのです。
このような現実的視野を養うことで、他の方々が間違う問題を避けることが出来るようになります。
ビフォーアフター写真や口コミなどの良いダイエット結果から、運動種目を探すのも良い事ですが
現実的視野も取り入れて『キチンと現実的情報発信を心掛けている運動施設や指導者』も選ぶ基準の一つとして考えてゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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