魅力的な女性とは心技体揃って、はじめて人から求められる存在である。
本日の記事は、『魅力的な女性とは心技体揃って、はじめて人から求められる存在である。』についてです。
他人に何かを求めグチをこぼす女性が多くいらっしゃいますが、貴方自身は『私は人様に求められる人物だろうか?』と考えたことはございますか?
一般企業に努める女性達は、さほど考えた事がない事かもしれません。
しかし、個人事業主や商売に従事されている女性経営者や事業主の方々にとっては非常に重要な問題です。経営者や事業主が良好な人間関係や人から求められる事にこだわっている理由はシンプルです。
人から求められなければビジネス面だけでなく自分自身の成長が成り立たないからです。
一般のビジネスに携わっている方の中には、業務能力に秀でていればそれでOKと考えている方もいらっしゃるかもしれませんが大きな間違いです。
今回の記事では、『体の要となるボディラインを磨くだけでなく、心と技を磨くことで人から求められる魅力的な女性になる為の心得』をお伝えしますので、どうぞご覧下さい。
ページもくじ
キレイだけでは人から求められない
当スタジオは女性のボディラインを磨くのが本業ではありますがトレーニングに問い合わせされる女性達の中に『ボディラインを整えれば人から求められる魅力的な女性となれる!』と思っている女性が多くいらっしゃるので記事として取り上げました。
一般の仕事で働く女性には『ボディラインを磨けば人から求められるようになる。』と感じているようですが、それは間違いだなと感じるようになりました。
正確には、トレーナーである私自身が『キレイになれば何もかも上手くいく!』と思っていましたが、トレーナーとして様々な女性達へとトレーニング指導を行いわかったのは
『女性はキレイだけでは通用しない!』ということでした。
特に顕著に表れたのは、夜の世界で働く『夜の蝶』と言われるお水の女性達でした。
彼女達はボディラインを磨くのが商売の一環となっておりますが、女性自身が人から求められる価値観と人間関係が備わって初めて『人から求められる存在』となってゆくのが私自身、トレーナーとして非常に良い勉強となりました。
人から求められる女性は、『他人に対する共感=価値観』と『業務する者としての立場=人間関係』を上手く使いつつ、自身も手を抜かない為にボディラインを磨いているのです。
ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんので、わかりやすい内容をお伝えしましょう。昭和の名総理として有名な、田中角栄の言葉です。
『赤坂、柳橋、新橋でも、料亭の女将で店を大きくするのはどんな奴かわかるか?仲居上がり、女中頭上がりだ。芸者や板場を立てて、見事に大きくする。ダメなのは芸者上がり。』
現場上がりから見事にのし上がった田中角栄らしい言葉です。
『単純にチヤホヤされてきた芸者ではなく、他人への気遣いと立場を理解した上で周囲を盛り立てる女性こそが人から求められる魅力的な存在となる』という事を見事に表現した言葉です。
ボディラインに自信のある女性は、他人への気遣いと自分の立場をないがしろにしてしまいがちです。
私はトレーナーとしてボディラインを磨くのが本業ではありますが、『ダイエットに成功すれば上手くいく、ボディラインを磨けば万事解決』と思って欲しくないのです。
外見上のキレイだけでメリットは存在するのか?
どの女性達も外見上のキレイを磨くことに意識を向けすぎておりますが、外見上のキレイを求めるだけでメリットは存在するのでしょうか?
これは『美貌には格差が存在するのか?』という美貌についての経済学に記載されておりましたので抜粋させて頂きます。
文章そのまま引用
ひょっとすると単純に、整形手術はお金がかかる割に人を見違えるほどに美しくできないってだけかもしれない。
(中略)容姿を良くするためのコストが大きすぎて、そんな手術を受けようという人はあまりいないのかもしれない。
韓国の整形手術を研究して得られた結果がそういう可能性を示唆している。
ほとんどの人にとって、手術で容姿を改善しても得られる経済的な利益は手術にかかるお金には程遠く、ましてや手術を受けて心にかかるコスト、つまり『痛みや苦しみ』たるや、まったく見合わないということだ。
※引用元:美貌格差『生まれつき不平等の経済学』
こちらの書籍には、中国での調査で『容姿を良くするために1ドル使って得られるお金は平均で4セント』という調査結果も発表しております。
それらのデータから分かるのは、『美貌や魅力をお金を対価として外見上だけ得たとしても、単純に使いこなすことが出来ていないのではないか?』という疑問が残ることです。日本の芸能人でも魅力的な女性達は多数存在しますが、皆が上手くいっており魅力を享受出来ているとは限りません。
このように、様々なデータから『外見上の美貌・魅力などを求めただけではメリットは少ない』ということがわかります。
キレイを怠っても人から求められない
では、女性としてボディラインを磨く事を怠るとどうなるのでしょうか?
実際に多くの女性達は、他人への気遣いに長けており共感性は問題ありません。自身の立場を理解した上で周囲と良好な関係も保っている女性達は多いはずです。
では、その位置から更に求められる存在となる為には何が必要でしょうか?
私はそのような女性こそ『人から求められる存在を目指す為に身体を磨くべきである』と考えております。
これにはキチンとした理由がございます。私が女性オーナーと食事でお話しした内容を少し取り上げましょう。
私が女性オーナーへ『息子さんのお母様同士で食事は行かれないんですか?』と質問するとその方は
『クラスや部活が同じだった友達のお母さんとは仲良かったですよ。でも、高校や大学へと進む度に出会った人達(ママ友達)と仲良くなってゆくから出会わなくなる人も出てくるんですよ』と言っておりました。
それを聞いた私が感じたのは、『女性は常に、その都度必要な情報を得る為に、その都度人間関係をアップデート(更新)している』という点です。
ママ友なので、無理してわざわざ関係性の近い人達と寄り添わなくても良いはずですが、女性には女性特有の情報をキャッチする能力が男性よりも優れているので、女性同士の立ち話などの会話が苦にならないのだそうです。
では、それがボディラインを磨く事と何の関係があるのでしょうか?
それはママ友同士の話題が、『旦那様』と『育児』から『美と健康』に移ってゆく為です。
女性にとって『美は永遠のテーマ』と言われておりますので年齢を重ねるごとに『美と健康』をテーマとした話題が女性同士で活発化します。特に女性達は似た境遇同士で仲良くなる傾向が強いのですが、肥満や生活習慣病などを患うと人間関係がアップデート出来ずに取り残された状態となります。
その根拠が『アンテナを高く意識した女性達ほど良い情報をキャッチする事に優れている』という点にあります。
私がトレーナーとして独立した頃、一人目の顧客をダイエット成功させるとその噂を聞きつけ新しい顧客達が集まるようになりました。『美と健康』に敏感な女性達だからこそ、ダイエット成功確率の良い情報をキャッチ出来たのです。
しかし、『美と健康』のアンテナを立てずに身体のケアを疎かにしてしまった女性達は、肥満同士で付き合ったり、不健康な疾患を患った者同士で付き合ったりと悪循環が発生します。
これらのケースによって『美と健康』を常に意識している人は、『身体』『価値観』『人間関係』が良好に循環しているという事がわかったのです。
つまり、女性が良い情報をキャッチする為には、美しい身体を保つ事を意識しつつ自身の価値観と周囲との人間関係を良好に保つ事が、『次の良い情報・新しい情報をキャッチ出来るようになる要素』となっているのです。
人から求められる魅力的な存在となる為に心技体を磨く!
人から求められる魅力的な存在となる為には、単純にボディラインを磨くだけでは求められる存在には成り得ません。
私は、『人から求められる存在となる為には、心技体全てを磨くべき!』だと考えております。心技体とは剣道や柔道などでよく使われる言葉ですが、ここでの心技体は・・・
心・・・他人を思いやり共感してあげることが出来る価値観
技・・・自分の地位に慢心せず、周囲を立て共に成長することが出来る能力
体・・・身体を磨き、自身が良い情報を受け取りながらも、本人も良い情報を発信出来る土台作り
これら心技体が一本とスジが通って始めて貴方自身が、人から求められるようになるのではないのでしょうか?
単純に『ボディラインを磨く=魅力的な女性になれる!』というのは間違いだと気づきませんか?
私自身、トレーニング指導でモデル志望や水商売の女性にトレーニング指導を行いました。どの方もボディラインに自信を持ち、顔立ちも自信に溢れた女性達でした。
しかし、女性自身の『心=他人を思い共感する価値観』と『技=人を立てて周囲と共に成長する能力』が欠けていた為に、周囲と反発してしまったり、人間関係が壊れてしまう方々がいらっしゃいました。
そのような女性達は、確かに外見は男性目線で見ても綺麗と言えるかもしれませんが、当の本人は心身ともに疲れており常に悩み事が多い様子でした。
外見だけ捉えて考えてみると、他女性達がうらやましいと感じる『魅力的』はあくまで外見上にしか過ぎません。
外見が綺麗な女性達が身近にいた事で『心=他人を思い共感する価値観』・『技=人を立てて周囲と共に成長する能力』があればもっと彼女たちは自分の魅力に気づき、悩みを解消させることが出来るのでは?と私は指導者視点と男性視点の両方から見つめながら感じました。
今回の記事では、『人から求められる魅力的な女性とは?』という疑問を『心技体』という日本の国技によく出てくる言葉を採用してご説明させて頂きました。
本来の心技体は
第一・・・(体)身体の発育
第二・・・(技)勝負術の鍛錬
第三・・・(心)精神の修養
(※明治44年に出版された古木源之助著 『 柔術独習書 』 の中の一節、「第二章 柔術の目的」で「柔術は如何なるものや」から抜粋)
本当に魅力的な女性を目指すのであれば、ボディラインを磨く事は基本です。
そこから更に、勝負所を理解した立ち回りが出来、なおかつ他人を思いやり共感出来る女性こそが、本当の『人から求められる魅力的な存在価値のある女性ではないか?』と私は思っております。
このブログを執筆しております村石自身も剣道を小学3年から中学3年まで6年間学ばせて頂きました。
最後は、『なぜ柔道や剣道の点数を一本と呼ぶのか?』についてお話しして御仕舞いとさせて頂きます。
『魅力的な女性とは関係ないんじゃないの?』と思うかもしれませんが、私はココが一番大切だと思っております。
日本の国技を『1点』などと呼ばずなぜ『一本!』と呼ぶようになったのか?
それは『心技体が一本スジが通ってこそ成り立つ!』という意味合いの元で『一本!』と呼ばれるようになりました。
パーソナルトレーニングスタジオを経営し、女性達の多くが『ボディラインを磨けば魅力的な女性となれる!』と思っている女性達が非常に多く存在し『キレイなだけでは魅力的な女性とは言えません。貴方の成長要素は他にもあるんですよ!』という事を知ってもらう為に、本日の記事を作成しました。
ぜひ貴方も心技体揃え一本スジの通った、『人から求められる魅力的な女性』を目指してゆきましょう!
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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