スポーツクラブの人気レッスンで注意すべき点
本日の記事は『スポーツクラブの人気レッスンで注意すべき点』についてです。
トレーナー村石は、大手スポーツクラブのスタッフ時代からインストラクターとして指導させて頂き、よく会員様から
『ZUMBAやらないんですか?』とか『ダンス系レッスンはされないんですか?』と聞かれることが多かったです。
パーソナルトレーナーがメイン業務となり結局、ダンス系には手を出さず仕舞いでしたが、自分としては元々ダンス系レッスンライセンスを取得して会員様に指導するつもりはございませんでした。
なぜならボクの取得レッスンの組み合わせは、ある師匠と全く一緒の組み合わせなのです。
エアロビクス・アクアビクス・STEP・そしてパーソナルトレーニングです。この組み合わせはしている先生は、大手スポーツクラブにてエアロ・アクア・STEPのインストラクター養成を指導しているK先生がボクのモデルとなっております。
K先生は1980年代のエアロブームど真ん中の頃に、東京にて大活動されていた先生であり、同時にスポーツクラブ業界の光と闇を両方見てきた先生です。
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スポーツクラブ業界の光と闇とは何か?
光の部分はスポーツクラブ会員様の身体が変わったり、エアロが上手になったり、スポーツクラブ業界全体が栄えてきた面です。指導者だけでなく会員様も誰もが享受される幸福な部分でしょう。
しかし、K先生が気にかけていたのは闇の部分です。
それは何かと申し上げると『レッスン参加による故障者やレッスン指導中の事故。』に他なりません。
1980年代のエアロブームは人気上昇と比例するように故障者もうなぎ登りでした。K先生は『どうしたら私(先生自身)と会員様がケガしないか?』という考え誰よりも深く考えられていた指導者の一人です。
例を挙げるならばレッスンシューズです。
K先生はMIZUNOウェーブダイバーズというレッスンシューズをずっと履きこなしています。新しい靴も全く同じシリーズを購入されます。
※ウェーブダイバーズとは株式会社ミズノが、スポーツクラブレッスンの動きに対応しやすいように製作したレッスン用シューズです。
一方、レッスンでケガをするインストラクターの先生は、アディダスやらナイキなどのプライベートでも使える靴です。
一般のシューズはスポーツクラブスタジオのフローリングに対応したシューズでは膝・腰の衝撃には耐えられません。
ちなみにボクもK先生を習い、MIZUNOウェーブダイバーズ信者です。おかげさまでレッスン故障ゼロパーセントです。
スポーツクラブ初心者は『室内のレッスンなんかでケガしないでしょ』と安易に考えている方も多いと思いますがエアロビクスレッスン中に骨折やら、STEPレッスン膝故障により
インストラクターでも3週間入院など普通にあります。指導者ですら故障するのですから加齢に伴い骨の密度が段々減少している世代の会員様ならば、なおさら気を付けておくべきです。
ボクにエアロビクスとSTEPを教えてくださったK先生は20代から指導スタートされて現在は50代です。
会員数で言えば数万人指導してきたのです。数千人みてきたインストラクター&パーソナルトレーナーのボクとは桁違いの数字なので実績によって生まれた、その方の考えにはキチンと根拠が存在するのです。
貴方は身体のことをキチンと考えて運動していますか?
そしてココが本日の記事の核とも言える部分です。
トレーナー村石の師匠であるK先生、最大の特徴は『ダンスレッスンをしない』という事です。
ダンスは動きが右左非対称のアシンメトリーという動きが展開されます。
これは、体左右の筋バランスが崩れますのでボクも絶対にやりません。ココは文章でわかりにくいので画像で説明します。
ダンス画像で例にあげるとダンス系プログラムは片方の筋肉の動きが続きます。
写真の動きだと片足あがってますが、片足があがる動きが何度も続くわけです。片方の筋肉のみ負荷がかかり続けるこれが左右非対称(アシンメトリー)です。
一方、STEP・エアロビクスは左右対称の動きですのでパーフェクトシンメトリーと言われています。単純にシンメトリーと言う場合もございます。
トレーナー村石が『レッスンの絶対ルールにすべきだ!』と思う部分は『筋肉を左右均等に動かす左右対称(シンメトリー)にすべきだ』と思う点です。
写真画像のように、右足のでステップ台を上がったならば次は反対の左足でステップ台を上がらなければ左右の筋バランスが崩れてしまうのです。
それをダンス系プログラムでは、片方の筋肉のみ負荷をかける動きなどが存在するために、故障者が出やすい温床となっているのです。
日本では、現在ダンスブームなのかわかりませんが、小学校でもダンスの授業があるそうです。
身体の出来上がっていない小学生にわざわざ筋バランスを崩す動きを教えるのは、トレーナー村石としては疑問に感じずにはいられません。
小学生の野球少年団でも投球でカーブを教えるのは禁止にしているぐらいです。
身体が故障しやすい運動が日本に蔓延しつつある
もちろんZUMBAやダンス系レッスンが悪いと言っている訳ではありません。指導者の指導力の問題です。
あるスポーツクラブでは、腰に痛みが出た会員様がいらっしゃいました。
何がキッカケで腰痛発症したのか聞いたら
『ZUMBAで腰を回す動きがあり、右回しを高速でやっていたら先生(インストラクター)が急に左回しに変えたから、私も動いてみたら腰に痛みが出た』という方がいらっしゃいました。
その故障者は、左膝にシビレが走りレッスン参加できなくなった為、ヨガなどのレッスンに入るようになりました。
ケガする為にレッスンに入ったようなもので、健康を提供するはずのスポーツクラブが顧客に故障を提供したのであれば本末転倒です。
運動知らない方にわかりやすく表現するならば、無理な動きというのは車がアクセル全開で発進しておいて急にバックギアいれるような状態です。
そのような動きは身体が故障して当然であり、指導者の技術力の問題です。
STEP・エアロビクスは、『体重移動』という体重の流れに合わせて動かす動作を徹底して練習する為、流れるような動きが特徴です。
ダンスでは体重移動を習わない為、身体に負荷のかかりすぎる運動が多いのです。
ダンス系プログラムが多い=良いという訳ではない
ダンス系プログラムとエアロ&STEPを比較してみましょう。
★エアロ&STEPの特徴
動きに展開がある為、初心者には覚えにくく時間がかかる。 動きが左右対称である為、左右の筋バランスが良い。
体重移動を計算して動くので動きやすい。動きが難しい為、指導者(インストラクター)は努力が必要。スポーツクラブ側は、指導料のコストが高い。
※左右均等の動きは、右一連の動作が入ったら次は左一連の動作が入るように、インストラクターが修行して顧客に提供しているものです。
★ダンス系プログラムの特徴
動きやすく誰でもできるので初心者は入りやすい。
動きが左右非対称である為、筋バランスが悪い。体重移動を計算しないので身体に負荷がかかる。
簡単な動きが多く、指導者はライセンス取得が容易である。スポーツクラブ側はスタッフでも対応できる為、指導料コストが安い。
※左右非対称の動きは、左右足を入れ替え左右均等にさせる必要性がないので最悪スタッフでも指導可能です。もちろんプロダンサーの中にはスポーツクラブに提供するためにキチンと左右対称の動きで提供してくれるダンスインストラクターもいらっしゃいますが、スタッフではその技術力の高さは提供することができません。
※『簡単な動き』という安易な表現にしておりますが、ダンスプログラムによってライセンス合格難易度は変わります。
健康を手に入れる=『手間がかかる』という事を意識するべき
動きやすく誰でもできるレッスンは、どのスポーツクラブも参加人数は多いです。
しかし、そこに運動根拠はあるのでしょうか?スポーツクラブ側としては導入しやすく、コストも安い。しかも動きやすい為レッスンの参加人数は多い。
そのような事で貴方の健康に貢献してくれるのでしょうか?
スポーツクラブ側が『参加人数多いから、このレッスンを提供する』という考えは貴方の健康に貢献するとは一概には言えないのです。
トレーナー村石の師匠であるK先生は、ダンス系プログラムは指導しませんでした。数万人規模で会員様を観てきたからです。←(あえて観る=『観察する』という字を選んでおります)
同様に、トレーナー村石自身も『どんなに面白くても、身体が悪くなる運動は絶対にしない』という考えを持っております。
トレーナー村石がパーソナルトレーナーを志したキッカケは、『K先生のように素晴らしい結果を会員様・顧客に提供できるようにトレーナーを勉強しよう』というキッカケでトレーナーをスタートさせたという訳です。
もし貴方がスポーツクラブで健康的にダイエットに励むならば、『故障のないように左右均等の運動(レッスン&トレーニング)を選ぶべき』だと推奨しておきます。
皆さまもケガのないように健康を意識して、スポーツクラブライフをご満喫ください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!
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