脂質(脂肪分)と上手に付き合うダイエット&ボディメイク
本日の記事は『脂質(脂肪)と上手に付き合うダイエット&ボディメイク』についてです。
内容は(株)fitness sports出版 ウーマンズ・シェイプ&スポーツの記事より抜粋しております。
脂質は、現代社会において悪者扱いされがちですが、紛れもなく三大栄養素の一つであり、非常に重要な役割を担っています。三大栄養素とは人間が生きていく上で大量に摂取しなくてはならない栄養素のことです。
ページもくじ
昔は救世主、今は悪者扱いの脂質
人類の歴史において幾度となく訪れた氷河期から人類が生き残ることができたのは、脂質をはじめとする大きなエネルギー源と、脂肪をため込むことができる機能があればこそです。
脂質が悪者扱いされるようになったのは人類の歴史において、ごく最近の出来事なのです。
その要因は非常にシンプルで単に過剰にとり過ぎているのが要因です。
例えば現代では当たり前の外食だと、よく油物で調理された料理がだされ、お弁当屋さんなどもフライなどの料理が多いのが特徴です。
外食で油物が多い理由は、調理の高熱処理による滅菌という公衆衛生的なメリットが一番の理由でしょう。
しかし衛生環境の向上というメリットを得ることは出来ましたが、油の過剰摂取となり貴方の身体も肥満の影響を与えてしまい脂質は悪者扱いされてしまったのです。
似たような扱いを受けているのは塩分も同様です。上杉謙信が敵対関係にある武田信玄に塩を送ったという美談が残っているように、塩分がないと人間の身体が機能しなくなるほど重要です。
しかし、味噌・醤油などの発酵食品の多い日本食では必要以上に塩分を摂取してしまう環境であるため、高血圧などにつながる問題が生じやすいのです。
その為、塩分は脂質と同じように敬遠されがちな成分となっています。
日本人に適した三大栄養素のバランス
欧米型の食事だと、日本食よりもタンパク質が多いので、タンパク質に伴い脂質の摂取量も増加します。
日本人と欧米人では三大栄養素のバランス(PFC)が異なりますので比較してみましょう。
※PFCとは三大栄養素のタンパク質(protein)・脂質(fat)・炭水化物(carbohydrate)の英語頭文字をそれぞれとった表記です。
日本人のPFCバランス
炭水化物60%
タンパク質15%
脂質25%以下
欧米人のPFCバランス
炭水化物40%
タンパク質15%
脂質30%程度
どちらが良いか悪いかの問題ではなく欧米型の食事を継続した場合、本来の日本人に適した三大栄養素バランスを崩してしまうことになります。
欧米の食生活をマネした食生活の改善を日本人が行った場合に、日本人特有のPFCバランスが崩れてしまい身体の調子を崩してしまう方も少なくありません。
タンパク質の増加は体づくりには望ましい事ですが、脂質も増えることで問題が生じてきます。
脂質を抑えるダイエットは間違いではないが過剰は問題である
減量の際に脂質を排除する理由の一つは、脂質のカロリー量の大きさにあります。
ダイエット時に効率よくカロリーを抑えようとした場合、1gあたり4kcalのタンパク質や炭水化物よりも、1gあたり9kcalの脂質を抑えた方が効率が良いのです。
もちろん、脂質を応じるダイエット自体は間違ってはいません。しかし過剰摂取の逆で過剰に摂取しない状態が続くと、重要な栄養素であるが故に様々な弊害も生じるおそれがあります。
女性ホルモンは、コレステロールという脂質が原材料となって生成されます。細胞一つ一つを包む、細胞膜も脂質ですし、脳も脂質&タンパク質で構成されております。
つまり身体の重要な箇所は脂質を必要としているのです。
その脂質を悪として極端にカットし続けた場合、細胞膜はもろくなり、性ホルモンの分泌も弱くなっていく等、ボディメイクは逆に進みにくくなるのです。
女性ホルモンの作られる過程
この項目では、ちょっと専門的で一般人女性には難しい内容ですが、女性ホルモンの生成過程を紹介します。
①コレステロール(原材料)→②デ・ヒドロ・エピアンデロステロン(男性ホルモン)→③テストステロン(男性ホルモン)→④エストロゲン(女性ホルモン)
※②のホルモンはDHEAという名で米国にてサプリメント販売されておりますがスポーツではドーピング対象です。
姓ホルモンの生成過程は、男性ホルモンから女性ホルモンが作られるルートとなります。
当然、女性の方々は女性ホルモンの方が圧倒的に多いですが、脂質を一切カットすると作る機能はあっても材料が足らないという状態に陥ってしまいます。
そういう意味でも極端な脂質のカットはオススメできません。
特に、女性は月経の影響もあり男性以上に性ホルモンに密接に関係しておりますので、上手な脂質コントロールをしなくてはなりません。
当社、ビューティーボディラボにも大手フィットネスクラブやTVCMで有名な大手パーソナルトレーニングスタジオで低糖質と脂質カットのパーソナルトレーニングを受講された方が『生理が止まったんですが・・・』や『肌がカサカサになったんですが・・・』という相談がございました。
脂質をほぼ完全カットで摂らない場合どうなるのか?
TVCMで有名なパーソナルトレーニングスタジオでは、低糖質とほぼ脂質をカット。フルーツの果糖すら制限してしまいますので。月経(生理)への悪影響は、一般顧客が想像している以上に深刻です。
では、糖質(炭水化物)は摂取して、脂質をカットした場合どうなるのでしょうか?
トレーナーの経験によると脂質で包まれている細胞膜がカサカサとなり肌が急にウロコのようになるそうです。
『肌がカサカサする』・『肌がダイエット後に乾燥肌になった』という方は、脂質の制限を解除しなければなりません。
オススメの脂質(身体に良いオイル)
やはり、人間の身体で自己生成が可能な、不飽和脂肪酸であるオメガ3オイルがオススメです。
オメガ3が含まれている油は、亜麻仁油・えごま油。魚では青魚のイワシ・サンマ・アジ等に豊富に含まれております。
オメガ3については、1日2g程度が良いと言われております。1日2g以上の摂取は、腹痛になるおそれがございます。
場合によってはサプリメント利用もオススメです。サプリメント選択については、第三者機関の評価を受けている欧米圏にて販売されているサプリメントがオススメです。
オススメしない脂質
マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸は、アメリカでは100%悪とされており規制されていますので注意が必要です。
日本ではトランス脂肪酸の義務化には至っておりません。日本人は気付かずに口へ運んでいる可能性がありますので、お菓子・ケーキには特に注意しましょう。
コンビニのホット物で使用されているオメガ6オイルも昔の頃は食品に乏しいこともあり、とても貴重とされていましたが現在ではさほど重宝されておりません。
摂り過ぎた場合、弊害も報告されております。元々は、コレステロールを下げるという効果を期待されておりましたが、過剰摂取した場合は善玉コレステロールまでも下げるという知見も出ております。
良い油をバランスよく摂取しましょう
ダイエットにはげむ女性ほど油を完全カットしてしまいがちですが今回の記事えしました。
特にお肌などにも影響しますので閲覧頂いた方は身体に良い油の摂取を心掛けて頂くように気を付けておきましょう。
ダイエットに成功してもお肌に悪影響がでては意味もありません。 ぜひ、バランスの良い摂取を心がけて健康的な運動を心がけましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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