根本的治療方法への理解。なぜ膝&腰の対処療法は、その場しのぎなのか?
本日の記事は、『根本的治療方法への理解。なぜ膝&腰の対処療法は、その場しのぎなのか?』についてです。
女性達の間で、短期ダイエットやプチ断食などを励む人が多いようですが長期的な視点で考えてみると全くと言っていい程、結果が出ていない方が圧倒的多数を占めております。
Facebookを閲覧してみると、多数の女性達が『断食します!』と声高々に宣言しておきながら次の週には、スタバなどの甘ったるいコーヒーに舌鼓しているのです。
20代・30代の内に対処療法的思考に慣れてしまうと、40代・50代も対処療法でどうにか対応しようとします。つまり年齢を重ねても『その場しのぎの方法』しか選ばない傾向が非常に高いのです。
ただしその誤った選択を選ぶかどうかで、他人が羨むボディラインを構築して健康的な40代・50代の生活を過ごすことが出来るのか、それとも病院通いで患者同士で持病の自慢トーク大会で老化まっしぐらとなるのか、人生における大きな分岐点が待ち構えております。
今回の記事は、対処療法的な考えを持つのではなく、根本的な解決方法を推奨する内容をスポーツクラブや治療院の現場を通してお伝えしますのでどうぞご覧下さい。
ページもくじ
若い世代の対処療法慣れは老化の始まり
20代・30代の女性達がよく行う、『プチ断食』や『短期ダイエット』はスポーツクラブ現場で指導してきたインストラクターやパーソナルトレーナー達の意見は口を揃えて『NO!』と言っております。
それらの改善方法は、一時しのぎにしかならない対処療法的な方法だからです。対処療法は、根本的解決をしない為、『姑息的療法』とも言われており、根本的解決推奨者ほど警鐘を鳴らしております。
本人達は、まだ若いという自覚がある為『いざとなれば本気を出してダイエットすれば良いや!』と思っていますが、若い世代よりも上の40代・50代はなぜか肥満体型と身体故障者だらけです。
更に、生活習慣病患者数も世界規模で増加しておりますので、『いざとなれば・・・』と考えている内に身体が改善出来ずに悩む世代の仲間入りを果たしてしまいます。
若い世代が考えている一時しのぎ的な考え方は、既に老化への道を進んでいると言っても過言ではないのです。
このような一時しのぎのような方法を対処療法と呼びます。
抹消的な治療方法である為、姑息的療法とも呼ばれており一般の方々にわかりやすく例えるならば、ただのモグラ叩きゲームです。
なぜ、対処療法がモグラ叩きゲームとなってしまうのか実例を元にご説明しましょう。
なぜ対処療法がその場しのぎと言われ、病院通いから抜け出せないのか?
これは私の知人様を例にご説明しましょう。膝の故障と外食によって膝の痛みと肥満の悩みを同時に抱えた女性の例です。
まず注意すべきは、対症療法で否定すべき矛先を治療院に向けるべきではないという点です。整形や専門医をはじめとする治療院は、勉強しているからこそ一時的に痛みを取る方法を習得しております。
ただし、『患者である当人がそれに甘えるべきではない!』と私は警鐘を鳴らします。膝や腰を痛めている女性達の多くは、画像に記載されているように『痛みが治ればダイエットも出来る』と勘違いしている点です。
そもそも身体の痛みの殆どは『生活習慣による要因』が殆どである為、生活習慣の改善が根本的解決への糸口となるはずです。
膝や腰に痛みを抱えて、運動機能が低下することを『ロコモティブシンドローム』と呼びます。
20代・30代の食習慣&運動習慣の管理不足による肥満はただの肥満であり、一時しのぎも可能です。
ただし40代・50代以降で一時しのぎの方法を選んでも、貴方自身の食習慣&運動習慣が変化した訳ではありません。
その為、治療院通いのままとなってしまい、いつまで経っても痛みの改善はおろか肥満体型から脱却することが出来ません。つまり、杖をついて歩く姿が貴方の近い将来となりつつあるのです。
貴方の根本的解決を目指す方法
肥満体型の方:治療院+食生活習慣および運動習慣改善→関節を保護する筋肉量増加と体脂肪率低下による体重減。
普通体型の方:治療院の相談を受け、適切な筋力トレーニングによる関節保護
※もちろん指導者によって方向性は異なりますが私は少なくとも、現実的見解でこのように考えております。
重要なのは、特に肥満体型の方に多くみられる勘違いで『膝・腰の痛み改善=ダイエット成功』ではないという点です。
あくまで生活習慣の管理不足によって引き起こされたので、治療院で一時的に回復したとしても、貴方の体重と生活習慣にはなんら変化がなければ結局、同じ症状を繰り返すだけなのです。
その場しのぎの身体改善はトレーニングスタジオでも発生している!
その場しのぎの身体改善は、トレーニングスタジオでも非常に多い傾向がみられます。特に多いのが『全部に効果あります!』と謳っている人達です。
こちらは、当スタジオのお客様だった方の画像で、画像アップ許可を頂きましたので添付してご説明しましょう。
整骨院や整体の専門家だったら、特に違和感を感じると思いますが『足首、首、腰痛、骨盤歪みを治すために体幹トレーニング???』と首をかしげてしまう内容です。
ちなみに体幹トレーニングとは、スポーツ選手のフィジカルをアップさせることを目的として始まった競技種目向けトレーニングです。
水泳でコンマ何秒を競う種目や、サッカーなどの相手と身体が当たる際、打ち勝つ身体の芯となる体幹を鍛えるトレーニングでスポーツには非常に有効とされております。
体幹トレーニングは私自身もスポーツクラブ時代に非常にお世話になりましたので、水泳などに活用させて頂きスポーツ分野では有効に活用出来る運動種目です。
ただし!!今回の症例である『足首、首、腰、骨盤のゆがみ』など身体故障に効果があると記載している書籍は一冊もありません!!
もう一度言いますね。体幹トレーニングの書籍で『身体の故障に効果があります!』と唱えている書籍は一冊もないのです。あくまで運動能力向上を目的として開発されたトレーニングです。
最低でも故障前の予防は出来るでしょうが、故障後の改善はどの書籍も謳っておりません。
このように、運動関係の指導に非常に多いのが『全部に効く!』と謳っている人達です。残念ながら全部には効果がありませんし書籍がそれを証明しています。
つまり、本当に根本的な改善を目指すならば・・・
適切な分野で治療を行う+生活・運動習慣改善による適正体重と筋力維持
このように、一時しのぎにすらならない運動療法を提供する所もございます。
ちなみに、上記画像の方には『整骨院へ行かれて下さいね。』と推奨しましたが『ストレッチから始めて今の所、痛みが無いので大丈夫。』と言っておりました。私はそれ以上申し上げませんでしたが、御本人様が『それが一時しのぎとなるのか根本的解決となるのか』を考えているかどうかは御本人様次第です。
最後にもう一度復習しましょう。貴方が注意すべき点は・・・
『問題部位を、適切な所で治療を受けること』
『治療だけに安心せず、根本的解決の為に生活習慣・運動習慣を見直すこと』
この二つが、貴方が悩んでいる身体の根本的解決を導くキーワードとなります!
治療院で一時的に痛みが回復しても、『治った』と勘違いしてはいけません!貴方の筋力不足と肥満体重によって膝や腰には常に体重数値分の負担こそがそもそもの元凶です。
貴方の本当の課題は、膝や腰の関節を保護しクッションの役割を果たす筋肉量の向上と、肥満体型であれば体重減=ダイエットが課題となるのです。
今回の記事は、その場しのぎの治療に気づいていない女性や身体の故障に対して治療を間違えている運動施設が多くみられたので記載させて頂きました。
治療院だけでなく運動施設も多い現代です。ぜひ自分自身の改善が適切かどうかキチンと判断されて改善に努めてゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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