何キロ痩せたら見た目のボディラインが明らかに変化するのか?
本日の記事は『何キロ痩せたら見た目のボディラインが明らかに変化するのか?』についてです。
福岡市西区40代の女性からfacebook経由の問い合わせで
『スポーツクラブで頑張って4キロ減量しましたがボディラインが変化するきざしが見えません。後、1年以上運動して痩せたのですがどうやったら短時間で痩せることができるのでしょうか?』
とご質問を頂きました。Nさんご質問頂きありがとうございます。※『早くスピーディーに痩せること』に関しては残念ながら一度パーソナルトレーナーをつけてトレーニング指導を頂くことをトレーナーとしてアドバイスをさせて頂きます。
『痩せたのにボディラインが変わらない』と悩んでいる女性達は以外にも多く、わからない方も多いと思いますので本日の記事は、体重とボディラインの関連性についてお話ししたいと思います。
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痩せたのにボディラインが変わらない2つのポイント
一般女性が『痩せたのにボディラインが変わらない』という悩みは実は、大きく2つのポイントにわかれています。
一つは『元が太り過ぎており痩せても、大した変化を得られていない』肥満体型の場合と
もう一つが『狙った身体の部分が引き締まっておらず、別の部分が痩せたもしくは太く大きくなってしまった』という普通体型の場合です。
まずは『元が太り過ぎており痩せても、大した変化を得られていない』ケースについてお話ししましょう。
BMI27超えはスタイル改善の難易度が上がってしまう
BMIとはBody Mass Indexの略で『体重÷(身長×身長)=BMI数値』という計算式によって大まかな肥満度数を計測する指標です。
ちなみにトレーナー村石のデータで計算すると『体重60÷身長1.69mの2乗2.85=21.05』つまり21がBMI数値となります。
計算がめんどくさいと思いますのでわかりやすい表をアップしておきます。
BMI27は肥満度数1度の中間地点に位置するのですが、一般人でこの数値が27を超えるようになると脂肪細胞が肥大化オーバーすることで1個の脂肪細胞から2個に分裂してしまいます。
脂肪細胞が1個から2個に分裂して更に肥満化するという事は太るスピードが2倍になったという事です!←(シンプルに表現)
これが俗に言われる『一気に太りやすくなった』原因です。
脂肪細胞が一個から2個に分裂していますので太るスピードも飛躍的に上昇しますので、おのずと身体のウエスト部分もドラム缶やダルマ状態になったりヒップもピーチ型ではなくピーマン型になってしまいます。
脂肪細胞は一度分裂してしまうと、痩せたとしても肥大化から縮小しただけで脂肪細胞自体は残ったままであり『再び太る為のリバウンド待ち』と表現しても過言ではありません。
このように肥満度数が高い女性は1人でダイエットを成功されるには難易度が非常に高く、医師やダイエットトレーナーのサポートが無ければ、ボディラインの改善が難しい状態です。
では『そんなに太っていない女性』のケースで『ボディラインが変化しない』というのはどのような状態なのでしょうか?
身体の動かし方でボディラインは変化する
『普通体型の女性』はBMI数値が20~24に該当する女性が一般的です。
しかし普通体型であっても身体の部位ごとに悩みを持つ女性も多く、ジムで運動を頑張っても理想通りにターゲット部位が引き締まるとは限りません。
ウエスト・ヒップ・二の腕など引き締めたい部位に狙いを絞らないと身体は理想通り変化してくれないという事です!
その為、選んだ運動種目や負荷のかけ方によって意図しない身体の変化が発生してしまいます。運動種目でわかりやすく例えるならば・・・
水泳だと腕の付け根の動く範囲が広いため肩幅が広くなりやすくなり
フィールサイクルなどの足回りを集中的に使うサイクリングだと足回りが太くなりやすい
※負荷のかけ方や遺伝も影響する為、必ずそうなる訳ではありません。わかりやすい表現としてあげています。
その稼働部位に負荷をかけることによって身体は部分ごとに成長するように出来ているのです。
ハッキリ言うと『的確にターゲット部位と負荷を選んでトレーニングしなければ見た目が明らかに変わるボディラインの改善は見込めない』という事です!!
ライザップのTVCMの影響でダイエットとしてウェイトトレーニングを選ぶ女性も増えてきましたが、負荷が軽すぎたりして効果がうすいトレーニングをされている女性達をジムでよく見かけます。
女性達の多くが『運動種目関係なく体脂肪率を落とせばモデル体型のような引き締まった身体になる!』と言う考えは間違えという訳です。
論より証拠で『女性の体脂肪率別のボディライン写真』を見てみましょう。
特に体脂肪率10%から30%にかけてウエストラインだけでなく腹筋が出ているのがわかりやすいはずです。(トレーナー村石としては個人的意見で25%と30%の画像が逆だと思うのですが・・・)
このレベルの体脂肪率とボディラインを目指すならば『ウェイトトレーニングによる適正負荷と正しいトレーニングのサポートが必要不可欠』という事になります。
我々ダイエットトレーナー達が、『どこの部位が変わるのか予測できない運動種目よりもウェイトトレーニングを推奨している理由』が
『ターゲット部位ごとの微調整が可能である!』コレが本当の理由です。
本日のメイン質問は『何キロ痩せたら見た目が変わる?』でしたが『何キロ痩せたら見た目が変わる?』に対してトレーナー村石の返答は・・・
『体重はさほど問題ではない!引き締め方法に問題があった!』
というのが本日の記事でお伝えしたい私の見解です。
では、実際に『体脂肪率は減少したけど実際の見た目変わってないのはナゼ(。´・ω・)?』という確信に一緒に迫ってみましょう。
コレを説明するには『内臓脂肪』と『皮下脂肪』の理解が必要ですので、次の項目でご説明します。
体脂肪率が減少してもボディラインが変わらない理由は何か?
facebook経由で『体脂肪率は減少しているのですがボディラインがそんなに変わってません。なぜでしょうか??』という同じような質問を多く頂きますので追記で述べさせて頂きます。
それを説明するには内臓脂肪と皮下脂肪を理解して頂く必要があるので、ご説明させて頂きます。まずはこちらの画像をご覧ください。
こちらは『MRI』という断面図写真です。
※出典:pinterest
※『MRI』と『CTスキャン』の違いについて:MRIは強力な電波によって体内水分を補足する断層撮影手法。CTスキャンはX線検査の立体型バージョンで、レントゲン照射による補足でコンピュータにより画像作成する手法。基本的に医師が適切な方を選択しますが、ペースメーカーの埋められている方は磁場の高いMRIを避けて頂き、妊婦は放射線によるCTスキャンを避ける事を推奨しております。
内臓周辺に付着しているのが内臓脂肪、皮膚周辺に付着しているのが皮下脂肪です。基本的に女性は皮下脂肪の方が付着しやすいと言われております。
では体脂肪率減少運動(ダイエット)を試みる事で、どちらが減少しやすいのかと言うと、現段階の研究では『内臓脂肪の方が減少しやすい』と言われております。(今後の研究発表などで論説は覆る可能性は十分考えられます。)
その場合に何が起こるのかと言うと、運動に励んだ方の大半が悩む『内臓脂肪が縮小し体脂肪率が下がったが肝心のボディラインにはさほど変化が見られない』という問題が発生するのです。
その為に必要なのが『全身運動』です。
ウェイトトレーニングでも指導者達が『腹筋など一部分だけやればウエスト(目標部位)が締まる訳ではない』という事を理解しているのは、全身運動推奨によって皮下脂肪縮小までアプローチを試みているからです。
なお脂肪細胞は体脂肪率が減少すると、『脂肪細胞が消える』と思っている方がいらっしゃいますが、脂肪細胞は消えて無くなったりはしません。
脂肪細胞は減少せず縮小し細胞が残った状態です。それ故に皮下脂肪は縮小しにくく、一度縮小して再度膨張(拡大)する恐れがある為、専門のダイエット指導者の指示が必要となります。
次の項目ではこの記事のまとめとして『ボディラインを変える要素は体重数値ではない!』という事をわかりやすく説明したいと思います。
ボディラインを変える大切な要素はトレーニング方法である!
記事の最初にお伝えした通り『肥満体型の方は体脂肪率を下げるのがまず重要である!』という事をお伝えしました。
では『普通体型の一般人女性がボディラインが明らかに見た目が変わるようになるには何キロ落とせば良い?』についてですが
実は『ボディラインを本当に引き締めるようになると体重は増加します!!』
これもわかりやすく画像で説明しましょう。複数の海外メディアでも注目されたフィットネスに励む一般女性ケルシー・ウェルズさんの画像です。
※http://irorio.jp/sousuke/20160730/338806/より画像抜粋
特に注目して頂きたいのが122ポンド(55.3kg)から140ポンド(63.5kg)に上昇している点です。
筋肉は脂肪よりも重たいので体重数値は増加します、しかし体積は筋肉の方が小さい為にボディラインが引き締まって見えるのです。
この写真だけでなく、ウェイトトレーニングされた海外の女性写真も同じように報告されております。
なぜこのように、筋トレを行うとボディラインが改善されるのかは脂肪と筋肉の模型を見比べてみると一目瞭然です!
この模型はどちらも5lbs(5ポンド)=約2.25kgの同重量の脂肪模型と筋肉模型です。
脂肪模型は筋肉模型と比べると約2倍の大きさで、しかも形状がデコボコとなっております。これが誰もが気にする肥満体型の原型です。
※別模型で同重量との見た目による体積比較です。
一方、筋肉は力こぶのようなキレイな曲線を描いており、大きさも脂肪模型のおよそ二分の一です。
脂肪と筋肉の体積比は、『除脂肪組織(主に筋肉や骨)と脂肪組織は0.8:1.0』と言われておりますが、実際のサイズとは異なっております。
この筋肉のキレイな曲線と脂肪組織を縮小させたメリハリのあるボディラインが美しさを描いている秘密なのです。
これらをまとめて考えると、『筋肉に効かせるウェイトトレーニングの方が、体重はダイエット途中で重くなってしまうが、ボディラインのメリハリは向上される!』という事になります。
つまり、私達日本人は体重数値を気にしすぎであり『見た目と体重との関連性はさほど重視されていない!』と考えるべきなのです!
実は体重数値を気にしている国民は日本のみで、海外ではさほど重視されておらず海外では逆にボディラインを重視している傾向が高いのです。
本日の質問である『何キロ落とせば見た目がわかるようになる?』という質問は日本人女性ならではの質問だったのです!
世界水準で言えば、ボディラインを改善させるために女性でもウェイトトレーニング(筋トレ)を選ぶのは当たり前であり
『体重数値よりもボディライン向上を意識すべき!』というのが本日のトレーナー村石の返答です。
多くの日本人女性は海外に比べてボディライン改善としてのウェイトトレーニングの認知度がまだまだ低く『マッチョになるんじゃないの??』『筋トレなんてして何を求めているのガチガチになるつもり??』と勘違いされている日本人女性が多くいらっしゃいます。
結論、ボディライン向上を狙うならば間違いなく筋肉に負荷をかけるトレーニングが世界共通としてオススメという訳です!
本日の質問は女性ならではの質問で、多くの日本人女性が疑問に感じている内容でしたので記事に取り上げさせて頂きました。
『何キロ落ちたら見た目が明らかに変わるの?他の人達がわかる程変わるの?』と疑問に思っている方が多く、他サイトのブログ記事も読ませて頂きましたがハッキリ言ってぜんぜん専門的ではありませんでしたので今回ブログ記載させて頂きました。
今回の記事を総括して述べると、BMI・体脂肪率・筋肉量。この3つが大きく関わっております。
一般の方であればあるほど『見た目=体重』と思ってしまいますが上記3点がボディラインに明らかな変化の差をつける指標となります。
実際に日本人女性が筋トレをするとどうなるか?
このブログは非常に反響を頂いており御質問も頂いておりますので追記させて頂きます。
東京都のY様からの御質問で『じゃあ日本人女性が筋トレするとどうなるんですか?』と質問を頂いたのでお答え致します。東京都のYサン御質問ありがとうございます。
まずは自身の身体を体組成計でデータチェックしてみましょう。
初心者の方へ特に、お勧めするチェック項目は『BMI・体脂肪率』の2点です。筋肉量は一般の方が見てもピンときませんので割愛しましょう。
女性で気を付けておくべき点は、『体脂肪率に囚われすぎない』ことです!なぜならバストの大きさも体脂肪率で反映されてしまうからです。女性は一概に『体脂肪率高い=太っている』と決めつけなくても大丈夫です。
適正BMI値は18.5以上25.0未満です。適正BMI値だけ頭に入れて実際にチェックしてみましょう。
J・Yさん:福岡市中央区 39歳 身長164cm 4ヶ月間:週1回 1時間のトレーニング
パッツンパッツンだったTシャツから少し余裕が出た程度です。これがBMI値28.4→ダイエット後25.43の普通体型戻りかけの状態です。
次にバストが大きい女性のケースを見てみましょう。
Y・Kさん:福岡市中央区 35歳 身長161cm 3ヶ月間:週1回 1時間のトレーニング
適正BMIが近いですが肥満体型スタートの女性です。こちらがBMI値25.9→ダイエット後22.91です。見事な適正体重ですよね!
この女性が選んだのは御自身のバストの為に筋力トレーニングを選んだ点です。他有酸素運動や食事改善だけのダイエットを選んだ場合に、『胸痩せ』などが発生してしまいます。
このように、身体部位にフォーカスしてBMI値を適正値まで下げるように努力することが『見た目改善』の効率良いルートだと言えるのです!
ちなみにココまではダイエット初中級レベルです。キチンと実績あるトレーナーをつけるともっと細かい部分の修正が可能です。
バストトップの位置にあったお腹をキレイに凹ませたり、ズボンやトップスに盛り上がった部分を無くすことも筋力トレーニングでは十分可能です。ここら辺になるとダイエット中上級レベルと言った所ではないでしょうか?(一応言っておきますがCG処理などはシテマセンヨ!ダイエットデータは当スタジオ代表である自分が管理しております。)
『リバウンドによって見た目が戻るのでは?』と懸念されておりますが、それは他ダイエットなどに打ち込んだ場合や戻った時の話しです。
筋肉にアプローチしていないダイエット方法ほど体型がさほど変わらない傾向にあります。
仮にダイエット出来たとしてもガリガリ体型でキレイなメリハリのあるボディラインとは程遠い状態となります。それでは『見た目が明らかに変わった状態』と言えども周囲から好評価は得られないでしょう。
筋力トレーニングでダイエットを行った場合は、筋肉量が保持されていれば再度筋力トレーニングを行うことでリバウンドからの回復もスピーディーです。
ビューティーボディラボ博多では、疑問に思う事やわからない点などコチラの公式サイト問い合わせだけでなくfacebook経由でも質問を受け付けております。
ぜひ貴方も筋トレに励んでボディライン向上を目指してゆきましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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