40代&50代女性のダイエットになぜ筋トレをオススメするのか?
本日の記事は、『40代&50代女性のダイエットになぜ筋トレをオススメするのか?』についてです。
スポーツクラブでは40代・50代女性達の会員様が全体の7割を占めており、その殆どが『昔はそんなに太ってなかったんだけど、痩せにくい体質になった。』と30代以降の肥満化を嘆くお客様達を多く見かけました。
その40代・50代女性達の多くが間違ってしまうのが、年齢層に適した運動です。
女性達の多くは肥満化したとは言え、心は30代?もしくは20代(中には10代も・・・)なんて人達が大勢いらっしゃいます。そのような女性達は、たとえ肥満化したとしても『昔のように身体動くはずだろう!』とタカをくくり、年齢層に適さない運動によって失敗コースを歩んでしまいます。
私がスポーツクラブで、そのような女性達を見てきた提案としては・・・
①:負荷の調整が可能であること
②:全体稼働ではなく筋肉の部分稼働であること
この2つが、40代・50代女性達のボディラインを救う上で大切なポイントだと断言できます。
題名にも記載しました『なぜ筋トレがその世代の女性達にとってオススメなのか!?』を今回の記事でお伝えしたいと思いますので、一緒にチェックしてゆきましょう。
ページもくじ
太ると関節可動域が狭まり負荷もかかってしまう!
このブログを書いているトレーナー村石は、フィットネス業界に入った当初はプールスタッフとしての採用でした。泳げた訳ではありませんが、勤務した大手ジムでは単純にプールスタッフが足らなかったという安易な理由によってです。
その採用は結果として、私が現在のウェイトトレーニングを指導する上で非常に良い勉強となりました。
なぜかと言うと、肥満体型の女性達がどのように身体が稼働するのか水の中で全身細かく、指導者の立場から詳細にチェックすることが出来たからです。
私が肥満体型の女性達に、全身稼働の運動を推奨しない理由は・・・
『肥大化した脂肪によって関節可動域が圧迫されてしまい、更に負荷がかかっている為』です。
昔の巨人の星っていうアニメがあったのですが、野球強くなる為にパパが息子に全身強制ギブスをつけます。肥満化した身体を表現するならば、太った身体とはこんな状態です。
では、『肥満体型のこんな状態』をスポーツクラブ現場でわかりやすくご説明しましょう。
スポーツクラブは1年以内に新規入会者がほとんど通わなくなりますが、シンプルに言えば『ダイエット結果が出ない為』です。
では、なぜダイエット結果が出ないかまで考えたことはございますか?様々な要因が考えられますが、大きな要因の一つは、普通体型で同世代の女性達と比較しても身体の運動神経が劣ったような身体になっていることが大きな原因です。
肥満体型の女性達に水泳を指導しても、腕をまわす可動域が低く、脚もしなやかに動かない・・・
エアロビクスやステップを指導しても、普通体型であれば動ける動作が狭まった可動域と体重増加を無理に動かすことで関節に負荷がかかり心拍数もレッドゾーンまで入りやすくなります。
これは別ブログでも伝えましたが、肥満体型とは『非常に運動がしにくい身体へと変貌した状態』と言えるのです。
全身運動も稼働しにくい状況で、更にちょっと身体を動かしただけで心拍数が跳ね上がるので肥満体型の本人達は『頭では理解出来るんだけど、身体が言うことを利かない!』と言っておりました。
結局、肥満体型の方々がおこなう運動は何かと言うと低負荷・低稼働のクラスです。
ここまで読んで頂いた貴方なら、もうご理解頂けると思いますが低負荷・低稼働のクラスを選んだ時点でもう失敗ルートを歩みつつあるのです。
では、先ほどお話ししました『ボディラインを救う2つのポイント』をお話ししましょう。
ボディライン改善の基本は、部分稼働と負荷調整!
肥満体型で全身運動するとどうなるかを理解して頂いたと思います。
では、ボディラインを回復させるにはどうすれば良いか!?それは間違いなく『部分稼働』です!
人間の身体というのは、一つ一つの部位が連動して運動するように出来ております。しかし、肥満体型では部位を連動しての体脂肪率減はオススメ出来ません。そこで筋力トレーニングが出番となります!
こちらの女性の画像をご覧下さい。シンプルな動きで肘関節を曲げているだけです。もちろんウェイト負荷がかかっておりますが、ボディラインを回復させるにはまず部位ごとのチェックが必要になります。
この単純な動きと比較して、一般人の多くが励むランニングやグループレッスンなどを冷静に考えてみて下さい。走ったりする作業は全て身体の関節を連動させた運動です。
肥満体型な女性は高負荷&全身稼働についてゆくことが出来ません。ランニング一つとっても過度な体重によっては膝を壊す恐れも出てきます。
物事に対して問題が発生した場合、その問題部分と目標へと焦点を当てて改善へと努めるのが常識です。
facebookなどでよく見かける『ダイエットに関して専門家をつけずに努力される方々』は、問題部分と目標にズレが発生しているのです!
では、問題部分と目標にズレが生じているとは、どのような状況でしょうか?私が実際にあったケースをお伝えしましょう。
肥満体型な方々は実は、問題部分と目標がズレている
これは実際にfacebook上であったお話しです。ある女性が『福岡マラソンの抽選に当たりました!』とfacebook上に記載しておりました。
福岡マラソン42.195kmのフルマラソンに合格したらしく御友人達は『おめでとう!』とコメントがアップされ賑わっておりましたが、私はトレーナーとして違和感を感じました。
なぜなら福岡マラソンのフルにて抽選が当たったその女性は『10kmやハーフの経験すらない。しかもマラソンを習慣化していない女性』であったからです。
マラソンを常日頃心掛けているならともかく、一般人はなぜかテレビ番組である『24時間テレビ 愛は地球を救う』でフルマラソンを走る芸能人をイメージしてしまいがちです。
しかも、そんな人ほど『24時間テレビの芸能人ランナーは毎回80km~100km前後走破したのだから、私も42.195kmぐらい走れるだろう!』なんていう自信に満ち溢れているのです。
私は心配だったので提案しました。『福岡マラソンの抽選おめでとうございます。もしランニングをされていない場合でしたら、筋力トレーニングと有酸素運動が必要ですがいかがでしょうか?』と提案したのです。
注意して言っておきますが、私はセールスをするつもりがなく本人に危険が及ばないかあまりにも心配だったのでfacebookメッセンジャーにて、心配という意味も含めて声を掛けたのです。
その女性の答えは『いいえ結構です。お気遣いありがとうございます。』でした。
開催日程が4ヶ月切っている中で、完全な初心者がいきなりのフルマラソン出場です。でも、トレーナーは一応声かけましたので後は本人が頑張るしかありません。
本人はまず10kmをベースに走っていた様子でfacebookタイムラインにもアップしておりました。しかし、長くは続かなかった様子でタイムラインもストップしておりました。
ココで、先程申し上げた『問題部分と目標へフォーカス』において一般人ならではのズレが発生します!
なんと彼女は、ランニングを励むよりもファスティングをいきなり始めたのです。
その女性自身は、写真を見る限りでは30代で普通体型の女性でしたので、足回りの筋力トレーニングとランニングをすれば仮に4~5ヶ月でも十分間に合うだろうと私は思っておりました。
しかし、その女性は『走れないのは体脂肪率があるから?』と思ったのかもしれません。体脂肪率減だけにフォーカスし始めたのです。
フルマラソンを行う場合、長距離でもキープ出来る筋肉量と心肺機能の向上が第一条件です。長距離ランナーでボディラインが細い人が多いのは、長距離によって脂肪が燃料として使われ始める為であって結果でしかありません。
その為、その初心者の女性はいきなり外見から入った訳です。
ファスティングを行った場合、体脂肪率減もありますがファスティング中は行動量も低下しますので、筋肉量も低下します。つまり走れる土台となるベースが失われてしまうのです。
フルマラソンは制限時間が存在し、ゴールまでの7時間に間に合わなかった人達は、収容バスに回収されて完走メダルやタオルなどはもちろん貰えずに終了です。ココまで言えば、結果がどうなったか理解出来るはずです。彼女は問題部分と具体的な目標に焦点を当てることが出来なかったのです。
ちなみにフルマラソンの距離を御存知ない方の為に、公式サイトより画像引用しておりますのでご覧ください。
このフルマラソンのケースは30代普通体型の女性ですが、これが40代・50代となると楽な方向・楽な方向へとズルズル引きずり込まれるのです。
共通点をあえて挙げるならば、『簡単で私でも出来るダイエット方法』に手を出してしまう点です。
そしてもう一つ重要な共通点は『若い年齢だった頃の運動機能を回復させようという気が無い』というのが大きな共通点です。
肥満体型によって身体が動かしにくい体型になっているのは自身でも承知なはずです。
この部分を『若いころの体型に戻すには?=若いころの運動機能へと戻す方法は?』とキチンとフォーカスしてあげることが重要なのです。
ボディラインが引き締まるとは運動能力が向上した結果の産物
ボディラインを引き締める上で、勘違いされている人達の多くが『ボディライン引き締めの産物は、運動能力向上によって得られたもの』だと理解していない点です。
アメリカなどの肥満大国では、ボディライン改善へと焦点をあてるために身体の部分ごとにフォーカスをあてて筋力トレーニングを行っているのです。海外ではその考えが標準です。
では肝心の日本人は?と言うと、先程のフルマラソンのケースのようになぜか体脂肪量を悪者にしがちで体重計の数値だけ意識しすぎて、違う方向性へと進むダイエットを選んでしまうのです。
もちろん、そのダイエットによって得られる効果効能に違いはありますので、その部分を踏まえているのであればなんら問題はありません。
問題は、間違った方向に気づいていないという点です。
もし私自身も肥満体型であるならば・・・
①:負荷の調整が可能であること
②:全体稼働ではなく筋肉の部分稼働であること
を意識して、問題を確実に解決できるようフォーカスして取り組んでゆきます。貴方自身も目標と具体的な問題解決にフォーカスしてダイエットを取り組んでゆきましょう。
最後までお読み頂き、まことにありがとうございました。
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