多忙な女性はダイエットが難しい?忙しい女性が気を付けるべき自制心のコントロール術
本日の記事は『多忙な女性はダイエットが難しい?忙しい女性が気を付けるべき自制心のコントロール術』についてです。
フィットネス業界に携わり、飽和状態の運動施設と未だに身体を改善できない人々を観察してきて感じたのは
『マシン器具やトレーナー技術力よりもダイエット結果を左右する要素がある』と気づいた点です。
トレーナー村石は、日常習慣で筋トレ後にマラソン1時間程度のメニューをこなすのですが走っているコースには24時間ジムが5店舗、他運動施設が4店舗ほどございます。
身体を動かさなくてもインターネットでダイエット情報を検索するだけで、滝のようにダイエット情報が出てきます。
運動施設やダイエット情報これほどまでに溢れ返っているにも関わらず、未だに現在の日本は(主要先進国は)肥満を解消することが出来ない人がたくさんいるのです。
その多くは『目標を持ちながらも途中で挫折してしまう』というパターンですが、人はなぜ目標が達成されずに挫折してしまうのでしょうか?
本日の記事では、アメリカ元大統領のバラク・オバマ氏のタバコをやめられないケースやアメリカニュースキャスターの肥満がとめられない理由などリアリティに富んだケースをピックアップしながら『自制心』についてお届けします。
この記事を読めば『自制心が弱いのは私だけではないんだ・・・』・『自制心は日々の積み重ねでトレーニングのように鍛えるのか!』と納得できる内容ですのでどうぞご覧ください。
参考書籍:意志力を使わずに自分を動かす
著者:ハイディ・グラント・ハルバーソン(訳:児島 修)
出版社:大和書房
ページもくじ
自制心だけでは自分自身を動かすことは出来ない!
よくリバウンドを繰り返している女性が『私には自制心が無くて、あの人には自制心があったから痩せたのよ』と言う方がいらっしゃいますが、それはどうやら間違いのようです。
自制心が優れている人にはいらっしゃるかもしれませんが、でも最初から生まれ持った才能であるかのように『自制心がある・ない』は存在しないようです。
例で伝えるとわかりやすいのがタバコです。日本国内タバコ販売金額は年々上昇傾向にありながらも未だに吸っている方はいらっしゃいます。
しかも『身体に悪いとわかっているにも関わらずやめられない』というのがポイントです。
もし自制心がある人間ならばスパッとやめれるはずですが、そのような人はほとんど見かけません。
つまり『何が大切か理解していないために失敗している』わけではなく『何が大切であるかを理解していながら誰もが失敗している』というのが現状の問題点です。
ダイエットでも誰もが『食べる量を減らして運動すれば痩せる』という事は理解しているのです。
『何が大切であるか』は誰もが理解しています。
しかも『車の運転』や『人間関係などの社会的ルールやマナー』を守っているという点においては
『誰もが自制心を持っていて正常に稼働している』
ではなぜ自制心がありながら、何が大切であるかを理解していながらも目標を達成出来ないのか?なぜ身体がいつまで経っても改善できないのか?
この自制心がきかなくなるケースをお話しして、自制心をキチンときかせる方法へと進みたいと思います。
アメリカ大統領でもニュースキャスターでも自制心がきかなくなる時がある
『ダイエット中なのになぜか甘い物に手が伸びてしまう』
『食事管理しなければならないのについつい外食など行ってしまう』
ダイエット中によくある話しであり、このような事が起こるたびに『自分は自制心が弱いのではないか?』と自分自身に疑問を感じる場合があるでしょう。
しかし 自制心が効かなくなる状況となってしまうのは貴方だけではありません。実は非常に優秀なアメリカ大統領やテレビニュースキャスターも同様に『私は自制心が弱いのではないか・・・?』と悩んでいるのです。
例えば、何度も禁煙を宣言しては失敗しているのはアメリカ元大統領のバラク・オバマ氏で妻からの強烈なプレッシャーや各誌に禁煙を宣言しておきながらも『たまに吸ってしまう』とコメントしています。
アメリカで有名なテレビ司会者でtwitter1ツイートで14億円の経済効果を出すと言われているオプラ・ウィンフリーは、自身が太ってゆく現状にインタビューで
『体重が増えてしまったのはダイエットの失敗や運動不足の問題ではないと思う。むしろ生活のバランスの問題です。働きづめで遊ぶ暇もなくリラックスする余裕がなかった。心がカラカラに干からびてしまったの。』とコメントを残しています。
ではこのような人達が『自制心が無い』と言えるのでしょうか?それは明らかにNOでしょう!
バラク・オバマ氏は裕福とはいえない家庭に生まれ、幼いころに両親が離婚し多難な人生を歩まれましたが、桁違いの努力と志でアメリカ大統領まで上り詰めた人物です。
オプラ・ウィンフリー氏も幼少期に親戚から性的虐待などの耐え難い困難を乗り越えながらも並外れた努力と知性で有名大学を卒業後に250億円以上の寄付金を行い、アメリカの歴史の中で偉大な黒人慈善家と称される人物です。
大事なのは『このような人物でも貴方と同じように自制心のコントロールが出来ずに悩んでいる面がある』という事なのです!!
このような素晴らしい人物でも悩む自制心のコントロールには何が重要なのでしょうか?次の項目ではそこにフォーカス(重要視)してお話ししましょう。
自制心は消耗し、そして回復するように出来ている
多くの人は『自制心』を『才能』や『最初から備わっているもの』と勘違いされている方が多いようですが、先ほどの大物人物に取り上げた通り全ての人が上手にコントロール出来ている訳ではありません。
『自制心』とは体力と同じように1日ごとに消耗してゆくことが最近の研究でわかるようになってきました。
自制心が消耗する場面というのは、実は日常生活にありふれている『ちょっとした判断』や『些細な行動』によって消費してしまうのです。
例えば『スーパーで今日は何を買おうかしら夕食何にしようかしら?』と食材やメニューを考えたり
『仕事でどのような判断や選択を選ぶべきか?何から話すべきか?』などの業務上の些細な出来事
貴方が何気なく行動している、他の人と衝突しないように動いている行動などの些細な判断も該当します。
つまり『1日のやるべき行動や判断が多い人』であればあるほど自制心は消耗されコントロール出来なくなってしまうのです。
これは多忙な女性経営者や女性事業主などは特に注意しなければいけない項目です。
経営者などは、その分野において大きな成功を収めている人が多く、同時に人並み以上の仕事をこなします。
業務が多忙になれば、ストレス負荷がいくつものしかかり自制心を必要とする生活を人並み以上背負って生活しなければなりません。
その為、ストレスの増加に伴って自制心はガソリン燃料のように消耗してしまい他の目標達成への自制心コントロールが出来なくなってしまうのです。
先程、素晴らしい人物として取りあげたオプラ・ウィンフリー氏もダイエット出来ないのが『リラックスする余裕がなく、心がカラカラに干からびてしまった』
とコメントしたのも、まさにストレス負荷によるコントロールが失われた状態を表現していたのです。
では自制心はどのように回復し、鍛えることができるのでしょうか?
自制心コントロールに大切な『委託』と『削除』
ここからは別書籍から参考にさせて頂きます。現代社会はスマートフォンを始めIT機器に囲まれて生活しております。
その膨大な情報量によって判断しなければならない量も自然に比例してしまい確実に『自制心』は擦り減ってゆくのです。
ココで一番大切なのは『やらないという選択』です。
自分が本当にやらなければならない業務・投資に集中させて、他の方が出来そうな業務は他へ『委託』必要ないものは『削除』
これが貴方が自制心コントロ―ルを回復させる方法です。
例えば、判断力が必要な『会社へ通勤』は『自分で車や自転車を運転して向かう』を
『電車・バスなど移動手段を変更して自分は仕事を行う』という風に委託させるのです。
他の人にでも出来る行動はどんどん委託させ、貴方自身にしかできない事を集中させることが重要だったのです。
自制心は判断や選択によってストレスが蓄積され、徐々に自制心コントロールが失われた状態へと陥ってしまうのですが
その原因は多忙による『判断疲れ』が原因によって発生していたのです。
つまり、その判断や選択すべきポイントを削除してしまえば、おのずと自制心コントロールは正常へともどってゆくのです!
『我慢したいけれど我慢できない・・・』
『自分には自制心が足らないのか・・・?』
このような選択肢がある状態から!
『今日はコレを食べよう!』
『甘い物が欲しい時もある!』
このようなケースは非常に多くの女性達が悩んでいる内容であり、いまだに滝のような量のダイエット情報量に判断・選択を差し迫られているはずです。
大切なのは『選択肢を極力減らして、判断によるエネルギーを消耗させない』
多忙な女性に一番大切なのは『やらないという選択肢』を自分自身に与えることだったのです!
実際に経営者の『集中力・判断力を大切なものに保管しておくための工夫』をチェックしましょう。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズのクローゼットには、黒のタートルネックとジーンズ(リーバイス501)が何十着もストックされています。
バラク・オバマ元大統領も、『私はいつもブルーかグレーのスーツである』と明言しています。
彼らは、他の些細なことで意思決定を行わないのは
重要な場面で、重大な意思決定を逃す場合があるからです!
こうした考えは既に証明されており、ミネソタ大学のキャスリーン・ボーズ教授の実験で
『小さな判断がいくつも重なると、その後の自制心がなくなることが判明している』と証明されているのです。
女性にとっては、ジョブズやオバマ元大統領のように同じ服を着るなんて無茶はできません。
しかし、些細な判断が求められる場面において『判断を省略可出来る場面』は必ずございます。
判断をとっておく為に、自制心をなくさない為に、『やらないという選択肢』が重要だったのです。
判断力は大切なものの為にとっておく!
先程のバラク・オバマ元大統領や、オプラ・ウィンフリー氏も、膨大な量の業務量によって判断力を投入し自制心が失われていったのです。
もし業務や家庭が忙しい女性が『忙しいけれど自分の身体もキチンとケアしておきたい!』と考えるならば、他人に委ねることが出来る内容は委託すべきです。
貴方の業務は他の方が請け負う事が可能です。しかし、貴方自身の身体は貴方自身しか管理することが出来ないのです!
スポーツクラブやパーソナルトレーニングスタジオに申し込みされる女性達は、どの方も・・・
『忙しくて自分のダイエットに打ち込む暇がなかった』
『育児と仕事の両方に追われて、気づいたら肥満体型になっていた』
という忙殺された後でトレーニングを申し込みされる女性達が後を絶ちません。
貴方もお仕事や家庭での些細な判断に集中力を浪費してしまい、『貴方自身のダイエットにまで手が回らない』という事もあるでしょう。
ジムで自由に運動が出来るというのは裏を返せば『無駄な判断力を浪費しかねない環境である』という事なのです。
当スタジオ顧客が『多忙な女性ほどパーソナルを頼んだ方が、本業に集中できる』と言ってましたが、パーソナルトレーニング契約は単純にダイエット効率を求めるだけでなく
実は、貴方自身のビジネス&プライベートの重大な判断場面に余裕をもたせる為に必要だったのです。
当スタジオでは女性経営者を中心に指導を行っている為、忙しい女性顧客に関しましては
『貴方の業務を他の方に委託することは出来ますか?』という事もアドバイスしております。
通常のパーソナルトレーナーであれば身体に関する知識しか持ち合わせている為、身体や栄養の知識ですが私はそのような面もアドバイスを送っております。
ぜひ貴方も『自分しか出来ない事に集中できるか?』をよく考えてダイエットに励んでゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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