ダイエット成功確率を上げるには『先延ばし要因』を無くすこと!!
本日の記事は『ダイエット成功確率を上げるには『先延ばし要因』を無くすこと!!』についてです。
当スタジオに来られる顧客にも『以前スポーツクラブに通っていたが長続きしなかった』・『ジムに通う事をついつい先延ばしして結局通わなかった』
という顧客がいらっしゃいます。コレは決して珍しいケースではなく、スポーツクラブに入会された会員様の誰もが経験することです。
では『ジムが長続きしなくなる要因』とは何でしょうか?様々な要因が考えられますが、大きな要因の一つは『運動の先延ばし』です。
『また今度でいいや!』・『明日頑張ろう!』がついつい続いてしまい、いつの間にかダイエットを諦めてしまう方が大多数を占めます。
今回の記事では、『なぜ先延ばししてしまうのか?』についての根本的要因と、先延ばししない工夫にフォーカスしてお届け致します。
参考書籍:ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか
出版社:阪急コミュニケーションズ
著者:ピアーズ・スティール 訳:池村 千秋
ページもくじ
なぜ先延ばししてしまうのか?
先延ばしに関しては、ダイエットだけに限らず仕事やプライベートの面でも発生してしまいがちな現象です。
先延ばししてしまう事で私達は『あぁ・・・私はなんて意思が弱い人間なんだろう・・・』と思ってしまいがちですが、単純に意思の弱さだけが要因ではないそうです。
『先延ばししてしまう意思・行動』は実は、私達人間の脳情報に深く刻まれており、自己コントロールが出来ないケースの約半分は遺伝的要因が影響を及ぼしているのです。
先延ばしする行動は『衝動性』と言って今現在の瞬間の利益だけを考え即座に行動することをメインとして考えます。
『ダイエットを頑張ろう!』と心に誓ってもコンビニやレストランで新商品を見つければ『ダイエットはまた明日!』という具合に、目の前の報酬を得るために即座に行動(衝動)と言った具合です。
人類も狩猟採集生活においても動物同様『即座に行動しなければ種を保存できない、食料を確保できない』という衝動性優先環境で生き延びてきたため、『先延ばし』は有益な利益を上げることが出来ました。
そのため『未来ではなく現在を優先的に考えてしまう(衝動性優先社会)』の脳プログラムが遺伝の中に未だに残っているのです。
つまり『先延ばしクセ』は単純に貴方の『意思の弱さ』ではなく古き遺伝情報の産物という訳です!
なぜ自己コントロールが必要なのか?
先延ばしの最大原因となる『衝動性』は先程お伝えした通り、古き動物時代がそのまま残った産物です。
オーストリアの精神分析者のジークムント・フロイトは私達の内面を
『馬は欲求と衝動、騎手は理性と常識である』と表現しております。
私達も『ダイエットには野菜やフルーツを取ればダイエットが出来る』と常識として理解していますが、それが思うように出来ないのが脳の仕組みによる影響です。
そのように運動やダイエットが長続きしない人は、生活習慣そのものが欲求・衝動に手綱を握られて操作されている状態になっているのです。
現代社会は、望めばスグに手に入る欲求が満たせる社会であり衝動をコントロールできるように騎手(理性・常識)に手綱を握らせないといけません。
では、先延ばしを助長する要素にはどのようなものがあるかチェックしてゆきましょう。
先延ばしを助長する3つの要素
先延ばしさせる貴方自身の遺伝から起因する内面的要因もありますが、外面的要因も存在します。
これは大学生のレポート提出が例としてわかりやすいので説明しましょう。
大学生のレポート課題は先延ばしを助長する3つの主要要素を備えてしまっています。
レポートを書くのが苦痛=価値が小さいと感じている
努力が報われる保証がない=期待の低さ
締め切りが遠い先である=まだ大丈夫と感じる遅れの大きさ
実はこの3つの主要要素はダイエットにも全く同じように当てはまっているのです・・・
運動をするのが苦痛=価値が小さいと感じている
努力が報われる保証がない=運動しても結果が出るかわからない期待の低さ
締め切りが遠い先である=レポートのように期限がなく諦めても問題がない、遅れても問題がない
これが一人でダイエットに励んだ場合の、先延ばしを助長させる3つの主要要素です。
当スタジオでも他の運動施設を2店舗・3店舗ハシゴしてからパーソナルトレーニングを選んだ理由は、この3大要素が関係しているからです。
先延ばし3大要素から見えてくるダイエットの欠点
衝動性が高い人ほど、目の前のものに価値があるように感じ遠い先の未来ほど価値を感じないようなクセが出来上がっています。
将来もらえる1億円よりもスグにもらえる1千万円に価値があるように感じるです。
その良い例が『短期ダイエット』です。キチンと腰を据えて『3年間スポーツクラブにこつこつ通ってみよう!』などと考えたりせずに
まるで大学生レポート提出日の終了間際のような、無茶な行動を起こします。もちろんそれでは良い結果が得られるはずもありません。
短期ダイエットやマイペースに出来る簡単ダイエットを探している人は、その考え自体が問題であることに気づいておりません。
これは心理学ですでに解明されており、心理学者のジャネット・ポリビー氏とピーター・ハーマン氏が発表しています。
上記のような失敗パターンは『虚偽期待症候群』と呼びます。
生活態度を大幅に、あるいは短期間に、あるいは容易に転換できるという過剰な自身をいだくと、実は成功確率が下がってしまうことがわかりました。
現実離れした期待をいだいている人は、小さな成功成果を正当に評価しようとしないからです。
ダイエットは自己改革を余儀なくされている方法です。必ず自分自身を内面から変革を起こさなければ外面(ボディライン)を変えることができません。
楽観的に考えるのも良いことですが、同時に現実主義のバランスをとらなければならないのです。
では現実主義をベースとして解決方法を一緒に勉強しましょう。
小さなミニゴールを途中経過ごとに設定する
抜粋本書には、様々な解決方法が記載されておりました。
『退路を断つ』
『ゲーム感覚に目的意識を持つ』
『誘惑を近づけさせない』
もちろん、それらも重要だと感じますが私が一番重要であり、かつ現実的であると思ったのは『途中経過ごとにミニゴールを設定すること』です。
アメリカのことわざで『一度に1メートルずつ進めば人生は楽勝だが、一度に1キロずつ前に進もうとすれば人生は苦役になる』という諺があるそうです。
私がトレーニング顧客へ最も大事にしている一つがこの『ゴールの細分化』です!
人間という生き物は、遠い将来というのをイメージしにくい生き物です。もちろん望む未来はイメージできるのですが、たいていの人は現実との比較をしながら軌道修正をすることをしません。
それを『今現在からどこまで進行したか?』とミニゴールを設定することで、人はより現実的に物事を捉えることができ確実に歩むことができるのです。
見落としがちな先延ばし3要素をいかに解決させるか
仮にミニゴールを設定しても、途中経過ごとに変化がないことがずっと続けば、貴方のダイエットは終わりを告げます。
先程の『先延ばしを助長させる主要3要素』を復習しましょう。
行動自体の価値を小さく感じてしまう
努力が報われるかわからない期待の低さ
遅れても諦めても問題がない、遅れの大きさ
この三つが存在する限り、貴方がいかに退路を断とうがゴールの細分化をしようがダイエットを先延ばししてしまい近い将来運動すら諦めてしまいます。
これらを無くすために存在するのがパーソナルトレーナーです。
運動という価値を少しずつ結果を感じることで、自分自身の運動に対する価値を高めてゆく
努力が報われている結果の出ているスタジオ・トレーナーこそ期待値を上昇させ、やる気を引き出してくれる
トレーナーと一緒に途中経過をチェックして、ゴールを細分化させ遅れを取り戻す
先延ばし主要3要素を攻略しなければ、貴方はいつまで経っても同じ生活習慣から抜け出すことが出来ません。それはボディラインが変わらないまま過ごしてしまうということです。
ぜひ貴方も先延ばししない、現代社会に対応した生活習慣を身に着けてゆきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
instagram配信では40代からのボディラインを育てる情報を配信中!
40代からの 育児と仕事を頑張る
超多忙ママのための下腹部専門
ボディリセットスタジオ
『Beauty Body LAB博多』
40代からの 育児と仕事を頑張る
超多忙ママのための下腹部専門
ボディリセットスタジオ
『Beauty Body LAB博多』
〒815-0071
福岡市南区平和1-23-43-202
西高宮小学校より徒歩3分
地図拡大縮小は右下+-、もしくは指先操作